いろあわせ 摺師安次郎人情暦

いろあわせ 摺師安次郎人情暦

796円 (税込)

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3.7

神田明神下に住む通いの摺師・安次郎。寡黙ながら実直で練達な職人の技に、おまんまの喰いっぱぐれの心配がないと、ついた二つの名は「おまんまの安」。そんな中、安次郎を兄と慕う兄弟弟子の直助が、様々な問題を持ち込んでくる。複雑に絡み合い薄れてしまった親子の絆、思い違いから確執を生んでしまった兄弟など……安次郎は否応なしに関わっていくことに――。五つの摺りの技法を軸に、人々が抱え込む淀んだ心の闇を、澄み切った色へと染めていく。連作短篇時代小説、待望の文庫化。(解説・北上次郎)

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摺師安次郎人情暦 のシリーズ作品

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  • いろあわせ 摺師安次郎人情暦
    796円 (税込)
    神田明神下に住む通いの摺師・安次郎。寡黙ながら実直で練達な職人の技に、おまんまの喰いっぱぐれの心配がないと、ついた二つの名は「おまんまの安」。そんな中、安次郎を兄と慕う兄弟弟子の直助が、様々な問題を持ち込んでくる。複雑に絡み合い薄れてしまった親子の絆、思い違いから確執を生んでしまった兄弟など……安次郎は否応なしに関わっていくことに――。五つの摺りの技法を軸に、人々が抱え込む淀んだ心の闇を、澄み切った色へと染めていく。連作短篇時代小説、待望の文庫化。(解説・北上次郎)
  • 父子ゆえ 摺師安次郎人情暦
    880円 (税込)
    神田明神下の長屋にひとりで暮らす摺師の安次郎。女房のお初に先立たれ、子の信太をお初の実家に預けながらも、一流の職人として様々な浮世絵を摺ってきた。そんな折、以前安次郎が摺った画の後摺が出回っていると、兄弟弟子の直助が摺り場に駆け込んできた。しかしその後摺は版元の意向か、絵師のきまぐれか、摺師の裁量か、いずれにしても安次郎が摺ったものとはべつな画に仕上がっていた。安次郎と親方の長五郎は、その後摺を見て、ある職人の名を思い出すが──。かけがえのない家族と、大切な仕事を守る浮世絵摺師を描いた傑作人情時代小説。(解説・菊池 仁)

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いろあわせ 摺師安次郎人情暦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月23日

    先に父子ゆえを読んでしまい、やっぱり続編だったと、なんか構成が出来すぎていて、当たり前におまんまの安次郎とか、子供とか出ていたんだよね。読んで直ぐに2度目の父子ゆえを読んでスッキリした。長屋の関係やお初の里や安次郎の生い立ちやおりくさんの謎が分かれば怖いものがないので。摺師の闘いで向こうの父親が負け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    202102/良い一冊だった!実直な職人、摺師の安次郎が主人公の連作短編集。摺りの技法を冠した各話のタイトル(かけあわせ、ぼかしずり、まききら、からずり、あてなぼかし)とマッチした各物語も見事にうまくて面白い。登場人物もエピソードもコマじゃなく、ちゃんと生きててとてもよかったのでシリーズ化されたらい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月09日

    神田明神下に住む摺師の安次郎が兄弟弟子の直助が持ち込む様々な問題を摺の技法を軸に鮮やかな色に染め上げていく。

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    Posted by ブクログ 2022年08月22日

    梶さんの初期の頃の作品。
    摺師が主人公で寡黙な職人。「いろあわせ」と言うタイトル通り、各章は摺りの技法がサブタイトルとなっている。かけあわせ、ぼかしずり、まききらら、、、。技法の説明は各章の冒頭に説明されているが、絵や写真が無いと分かりづらい。また、このサブタイトルに沿った人情物の内容だが、技法が分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月05日

    摺師が主人公というのは新しい。梶さん作品には、目の付け所が良いというか、ちょっと「へぇ」と思う職業(副業含む)の人がよく出てくるので、知識的にも楽しめる。
    この作品であれば、版画摺りの技術のいくつかをかい摘める。
    人物でおもしろかったのは、王道の(?)直助。お調子者だけど、筋の通った気持ちのいい奴で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月30日

    この著者さんの一朝の夢より、こちらの方が好みです。
    庶民の人たちの生活感があって、面白かった。
    まだ続ければ続きそうなお話でした。

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