覇道の槍

覇道の槍

858円 (税込)

4pt

3.9

阿波国の戦国武将・三好元長は、将軍家の血筋に連なる足利善維、三好家の主君筋に当たる細川六郎とともに、戦のない世を作ろうと誓いを立てた。元長は類い稀なる才を活かし、時の政権に代わる堺公方府の樹立に貢献した。畿内支配体制を確立すべく活躍をみせたが、その後、主君・六郎との対立の末に壮絶な人生を歩むことになる――。大いなる野望の先に、男がみた夢とは!?第十九回中山義秀文学賞受賞作家が、悲運の武将・三好元長を描いた渾身の戦国史小説。

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覇道の槍 のユーザーレビュー

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    購入済み

    人間が持つ暗部の連鎖は今も

    2022年07月09日

    続いている。しかし、作者は人間の持つ善なるものに期待されていると私は読んだ。その視点から続編として三好長慶の物語を出して頂けたら思う。

    それにしても応仁の乱から織豊期へと至る時代はなかなか頭に入ってこない。幕府、管領家、そして家臣群それぞれの階層で個々の利害、思惑で動いていくため、結果的に当事者自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月22日

    本作は、戦乱に明け暮れる世相の中で理想を掲げた、兄弟分のような存在だった元長や六郎の昂揚と離間を通奏低音としながら、猛将達の勇戦や駆け引きを繰り返して決着する戦、忍びの暗闘、恐るべき謀略、智勇備えた傑出した人物との出会い、妻子との愛など、様々なメロディーが展開する、「壮大でありながら、適度に纏まった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月29日

    織田信長が登場する二世代くらい前の時代ですね。応仁の乱から織田信長登場までの100年くらいはあまり馴染みのない時代だからか、キャラが立ってくるまでに時間がかかった。
    しかし、後半は一気に読ませる。
    ホント血で血を洗うろくでもない時代。人間の嫉妬というのは恐ろしいものよ…。まあ、史実とはだいぶ異なって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月04日

    天野さんの作品は、堅苦しくなくて、かつ登場人物たち、ひとりひとりに心が込もっていて好きだが、今回ばかりは複雑な戦国の夜明けと呼べる室町末期を描くのはハードルが高かったかも知れない。一回読んだだけでは話が理解出来ない。主人公の三好元長をはじめ、一般的に有名な人物が殆ど出てこない本作は上級者向けかも。

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    Posted by ブクログ 2016年05月10日

    初読み著者ながら読み応え充分!、世知辛い人の気持ち。戦のない世の中、乱世を終わらせる夢を追いながらも、、。真っ直ぐに貫かれた忍びの志に清々しさと切なさと…♪。

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    Posted by ブクログ 2020年10月25日

    三好元長の小説。理想だけでは、新しい世は作れない。そして、油断大敵。侮ってはいけない。人生は有限なのだから。

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    Posted by ブクログ 2017年06月30日

    実は気の進まない室町末期というか、戦国時代直前あたりの名前の似た足利将軍や、豪族レベルの武将達がわさわさ出てきて、ゴチャゴチャ勝ったり負けたり騙したり騙されたりするパターンのやつ。わかっちゃいたけど、作者に期待して読んでみた。つまらなくはないし、前半、中盤までそれなりに興味を持って読めたけど、やっぱ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年06月15日

    期待してたけど、ちょっと合わんかった。
    時代が合わんのかな。
    でも後半からラストにかけては、面白くなってきた。

    0

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