北天に楽土あり 最上義光伝

北天に楽土あり 最上義光伝

935円 (税込)

4pt

4.6

伊達政宗の伯父にして山形の礎を築いた戦国大名・最上義光(もがみよしあき)。父との確執、妹への思い、娘に対する後悔、甥との戦(いくさ)。戦場を駆ける北国の領主には、故郷を愛するがゆえの数々の困難が待ち受けていた。調略で戦国乱世を生き抜いた荒武者の願いとは……。策謀に長けた人物とのイメージとは裏腹に、詩歌に親しむ一面を持ち合わせ、幼少期は凡庸の評さえもあったという最上義光の苛烈な一生!

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北天に楽土あり 最上義光伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年01月13日

    最上義光の一代記。父、娘、息子を亡くしても、家を、そして、領土とその民たちを守る。戦国末期と令和、時代は違えどしていることはそう変わらない。前を向いて生きていくことは、なかなかに大変なことだ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月24日

    「北天に楽土あり〔最上義光伝〕」(天野純希)を読んだ。
    読み終わって暫し言葉を失うくらいに素晴らしい作品でした。
    関ヶ原合戦の陰にこんな戦もあったのか!
    読む前に妻と息子に「もがみよしあき」って知ってる?と話を振ったら蘊蓄を散々聞かされて、『知らないのは私だけかよ!』状態でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    やっと時間が出来たので久しぶりに読書。
    天野さんはお初の作家さんです。

    政宗の叔父で極悪非道の大名と悪名高い、最上義光。

    題名が明るいので手に取ってみましたが
    さらりと一気に読めました。

    陰湿な印象の武将のわりに
    彼が治世の出羽では一揆がおきなかったそうです。

    他の武将の本も読みたいな、と思...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月17日

    ☆4.4

    出羽にて単なる小さな勢力のひとつでしかなかった最上家を、東北でも有数の大名へと栄えさせたとして有名な最上義光。
    彼の波瀾に満ちた一生を書き上げた作品。

    若い頃は妹の義にも小言を言われてしまうような、ちょっと頼りなさもあった人。
    でも、大切な妹を守るためなら身を投げだしてでも守ろうとする...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月13日

    頁数の割にはサクサクと読めた印象。
    本作の義光は当初予想してた謀略家のイメージとは異なり、家族思いで悩みながらもお家と山形の民の為に時には手段を問わず戦い続ける人物で描かれており、感情移入しやすい設定だった。勢力的に最上家が山形で一番の大名ではなかったとは知らなかったので改めて義光の功績の偉大さを知...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月07日

     まず、日本は広いなぁと読みながらしみじみ。

     戦国時代と言えば、信長、秀吉、家康しかいないような錯覚を覚えてしまうけれども、戦国の沼に嵌っていろんな作品に出合ったことに感謝。

     この小説の主人公は伊達政宗の伯父である最上義光。
     自分の父、甥、上杉と戦い続ける人生を送った戦国武将らしい人なので...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年09月24日

    最上義光の小説は初めて読んだが、よく描かれがちな謀の多い梟雄としての姿ではなく、自分の周りの人々を護ろうとする慈悲深い人物として描かれており、とても新鮮な印象を持った。

    0

北天に楽土あり 最上義光伝 の詳細情報

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