卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

660円 (税込)

3pt

江戸に拡がる暖かい煮炊きの煙。人はね、当たり前のことがおもしろくないんだよ。裏返しや逆さまが好きなのさ――のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ。夫との心のすれ違いに悩むのぶを、いつも扶(たす)けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅・忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。
◎「読み進むほどにページを繰るのが早くならずにはいられない小説がある。この小説もそうだった」<塩田丸男「解説」より>

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卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公の夫や家族との関係性がストーリーの軸になりつつ、章ごとに色々な出来事・事件が巻き起こっては解決される(少し珍しい料理をキーに)という、飽きさせない構成が素晴らしい。そしてのぶさんの夫・お姑さんとの関係性にぐっとくる、ほろ苦い読後感が著者らしくて、なんだかじんわり涙がにじむような作品。

    0
    2021年10月03日

    Posted by ブクログ

    出てすぐ、10年前に読んだが、じんわりよい読後感だったことを覚えています。この作者の食べ物の表現が好き。このあとしばらく作者買いしてました。

    0
    2019年02月02日

    Posted by ブクログ

    いいなぁ~、好きだなぁ~、食べてみたいなぁ~とか思いながら、ずんずんと読んでしまいましたw やきもきしたり、ほんわかしたり。お舅さん、戻ってきてほしいなぁ~・・・。

    0
    2013年10月03日

    Posted by ブクログ

    ご飯の方に期待して読んだんだけど内容もとても良かった!人の機微がきれいにわかりやすくでも丁寧に書いてあって、胸が締め付けられたり、じーんとしたり、読後感もすっきりと。のぶちゃんは確かに世間知らずかもしれないけれどだからこそおおらかで抜けてる、それこそ“ぼんやり”な性格で忠右衛門ともうまくいったんだと

    0
    2012年09月29日

    Posted by ブクログ

    お舅さん!! 「ねぇ、のぶちゃん 卵のふわふわが食べたいねぇ」って帰ってきてほしいです。

    この結婚は、間違っていたんじゃないか…
    結婚なんて自分には向いていなかったのでは?
    だれでも、思うことなんですね。
    考えれば、考えるほどわからなくなってしまいますね。
    でも、いいんです!いいんですよね! お舅

    0
    2012年07月02日

    Posted by ブクログ

     
    主人公・のぶとその夫正一郎のすれ違いに終始胸が痛んだり、
    忠右衛門や今助、ふでの発言にちょっとくすっとしたり
    度々起きる事件にどきどきしたり、
    とにかく先が気になるお話だった。
     
    淡雪豆腐と卵のふわふわがおいしそう。
     

    0
    2012年03月22日

    Posted by ブクログ

    とてもよかった。
    買って何回も読みたい本。

    読み始めは正一郎が嫌な奴過ぎて読むのが辛かった。
    新宿鮫の香田をイメージした。

    姑、舅は優しくて素敵。

    でも終盤はこうなってほしいと思う通りになりつつ
    しみじみと切なくもあって、とてもいいラストだった。

    0
    2011年10月20日

    Posted by ブクログ

    八丁堀の同心の家に嫁いだ主人公と、ユニークで個性的な舅をはじめとする嫁ぎ先の人々などが織りなすお話。タイトルからして、江戸のおいしいお料理が中心になった本かと思いきや、ぜーんぜん違いましたね。サブタイトルは「江戸前でもてなし」と誤読してしまったし・・・。なんとゆうか、複雑な夫婦関係のお話ですね。

    0
    2011年09月26日

    Posted by ブクログ

    美味しそうな料理が紹介され、食べたくなります。舅の最後釣りで退場は、すごく寂しい。帰ってきて欲しかった。のぶの感情の動きを見事に描ききった作家の腕前に感服した。

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

    んー、さすがに「死ね」はあかん。
    腹立ちで、頬を叩くまではどうにか、仕方なしに受け入れるが、「死ね」とまで言われては、受け入れられません、私ならば。
    でもなあ、それが昭和の女性作家の見てきた有り得る夫婦像なのだからなぁ。
    まぁ昔書かれた小説ってことなのね。
    このクソ旦那が女房に惚れていたという設定は

    0
    2022年12月04日

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