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婿入りの祝言(じゅうげん)の席上、妻に思い人のあることを知った大身旗本の三男坊、紀藤慎之介。逆上して間夫(まぶ)を斬り捨て、妻女を自害に至らしめた彼は、婚家のつけ狙うところとなり本所「あやめ横丁」に匿(かくま)われる。だが堀に囲まれたこの町ときたら、場所も住人もみな何やら訳ありで……。練達の筆がさえる長編時代小説。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
あやめ横丁の由来が花の名ではなく人を殺めるだったのは、予想もしていなかった。初めて聞く言葉がいくつも出て来て、どんどん引き込まれていった。10年後の結末は悲しさ半分、教え子の成長に希望が有り救われた。
やむを得ぬ理由で人を切ってしまった、主人公である旗本の三男が、ほとぼりが冷めるまで匿われることになった「あやめ横丁」に暮らす人々を描いた長編。うーむ、「あやめ」という言葉には別の意味があったのだなぁ。深い・・・・・。
「あやめ横丁」の由来には本当に驚きました。切ない切ないお話です。が、人と繋がるのは悲しいこともあるけど、やはり人と繋がらなくては生きていけないのだなぁ・・・ということをサラッとした感覚で読ませる・・・スゴイ本です。
解説とあとがきを読むのが好きなので、たまに本編の前にちらっと目を通す事がある。 今作に関しては本当にしくじった。 著者は題名をつけるのが巧いなー。
おもしろいっ 史実的にこの『あやめ横丁』のような町が 存在したのかどうかは甚だ疑問だけれど、 物語的にはひきつけられる魅力満載。 登場人物の切ない想いがひしひしと伝わり ところどころで涙涙。 もちろんこれは作者である宇江佐氏のメッセージであり・・・ またこの作品が新聞に連載されていたことにも ...続きを読む感慨深いものがあり・・・・
うっかり映画より先に読んでしまいました。 わがまま(というか良くも悪くも武家社会で育ってきた)若様が町屋暮らしに馴染んでいく流れは秀逸。 最後はちょっと切ないです。
初めて読んだ宇江佐さんの本、帯で興味、挿画で興味。しっとりとした市井ものなんて……と思っていたら大間違いでした。
時代小説というよりファンタジー捉えて欲しいとあとがきで作者がいうように、江戸時代の人情物語を少しふんわりとした感じか。元々新聞の連載小説ということで少しずつ楽しめて、それでも最後は少々ドキドキするような仇討ちもあり。
著者自身、あとがきで「時代小説というよりファンタジー」と言っているように、そんな馬鹿な、といったストーリーです。でも、そうはっきり割り切っているからでしょう、なかなか面白く読めます。そこいらは著者の力量でしょうね。 もう一つ、なんか読んでいていつもと雰囲気が違うと思ったのは、この作品が新聞小説とし...続きを読むて書かれたものだからのようです。連作短編のように、小さな盛り上がりが多数有って、その代わりに大きな盛り上がりは少ないのです。 余りしっとりした感じは無いですが、まずまず良く出来た時代小説でしょう。
祝言の席で妻を奪われ逆上して、男を切り殺した紀藤慎之介 婚家に命を狙われ「あやめ横丁」に逃げる。 慎之助を匿う宇治屋の一家をはじめ、あやめ横丁にいるのは訳ありな人々ばかり…
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あやめ横丁の人々
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宇江佐真理
氏家幹人
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