糸車

糸車

550円 (税込)

2pt

深川の長屋で独り暮らしのお絹。三年前までは、松前藩家老の妻だったが、夫を殺され息子勇馬は行方不明。小間物の行商をして、勇馬を探し続けている。商いを通じて、同心の持田、茶酌娘などと親交を深めるうち、様々な事件に巻き込まれ、それぞれの悩みに共感し奔走するが……。船宿の不良娘と質屋のどら息子の逃避行、茶酌娘の縁談、そしてお絹に芽生えた静かな愛。下町の人情が胸に染みる時代小説。

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糸車 のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    亡くなった後に伊佐次も全部読み終えて空虚な気分になるけど、まだ読んでない物を見つける喜び、やっぱりいい、染みる。最後の糸車も題名通りにほつれて先が読めない。誰も知り合いがいない江戸に1人でいる強い人だな、長屋の人の出番が少ないのと大家さんが出てきて世話を焼くのか思ったが、違う展開ですね。梁川町は身近

    0
    2023年11月01日

    Posted by ブクログ

    「肝腎なのは何があっても折れない気持ちを持つことだ。そして何事も決めるのは自分である。人に相談しても始まらない。」親友のお君を失った後にお絹は心の中でつぶやく。
     江戸の町を舞台に様々な人生が織りなされていく。

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    2019/02/24
    やっぱりすごいいい。
    江戸情緒も人情も大好き。
    いろいろ翻弄される人間ドラマは今も同じ。
    それと言葉の美しさが好き。

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    2019年02月24日

    Posted by ブクログ

    主人公の人柄が好きで憧れます。普通のおばちゃんなのに魅力的。私もこんなおばちゃまになれれば、豊かな人生を送れそう。話の内容も面白く、きれいな終わり方なので、スッキリ読み終えれました。

    0
    2018年01月12日

    Posted by ブクログ

    著者得意の下町長屋モノと、とくに力を入れていた松前藩モノとのコラボ的な。

    このような作品世界に浸ることができなくなるのは、やはり寂しい。

    0
    2016年02月15日

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