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Posted by ブクログ 2022年07月27日
小栗さくらの幕末維新の短編集。どれも作者の想いが伝わる傑作でした。特に中村半次郎の内面に迫った波紋と、土方歳三に近臣していた立川主税からみた歳三を描いた碧海が印象に残ります。
著者の次作も楽しみ。
波紋
夏の盛を過ぎた京の相国寺にて信州上田藩から招いた軍学者、赤松小三郎の講義を受ける薩摩藩士...続きを読む
幕末短編4作。倒幕、幕府、攘夷、佐幕。立場は違えども、激動の時代にそれぞれの義と意地をもって挑む姿が描かれています。激しく、ときに愚かなほどにまっすぐ。短編ながら、登場人物たちの歩いた道が確かに感じられました。
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