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Posted by ブクログ
本書、文句なく面白い。タイトルが気になって「とっぴんぱらり」を検索した。意外に多くの方が同じ行動をとられている。「とっぴんぱらりのぷぅ」で昔話の「めでたし、めでたし」にあたるそうだ。主人公の風太郎をぷうたろうと読ませていることに合点がいった。
落ちこぼれ忍者の風太郎が意とせず巻き込まれる数々の難題に立ち向かう。主人公はいわゆるいい人なのだ。本人は不遇を周りの厄介者のせいと思っているが、恐らく本当に不遇なのは捨ておけず関わってしまう周りの人々なのだろう。楽しく読めるが、悲しい物語。このギャップに心が揺れる。タイトルのようなハッピーエンドかどうかは読まれた方々にお任せしたい。蝉左右衛門の生き様に痺れた。
Posted by ブクログ
忍者風太郎(ぷうたろう)は、殿様の逆鱗に触れ、伊賀の里を追放される。元はと言えば相方•黒弓のヘマと、同じ柘植の忍び屋敷で育った同期の蝉左右衛門•百市らが原因なのだが。京のあばら屋に逼塞した風太郎は、ひょんな事から因心居士という幻術使いの術に囚われてしまう。伊賀忍者への復帰を期して、やはり同期の常世(とこよ)に合力する中で、太閤未亡人•寧々の依頼を受け「ひさご様」という貴人の京見物の案内をするが、月次組(つきなみぐみ)という連中に襲われて…。
上巻は第六章まで。黒弓を訪ねた堺で蝉左右衛門と合流した風太郎は「大坂冬の陣」に参戦する事になる。司馬遼太郎の著作で言うと「果心居士の幻術」+「城砦」の面持ち。歴史エンターテイメントとして面白いです。
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