戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは?
一時は城を追われ、流浪の身となりながらも、山陰、山陽11ヵ国の大大名となった尼子経久の生涯を描く大河歴史小説スタート。
「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズが講談社文庫書下ろしで登場!
当時の常識に反することへの葛藤も深かったと思うが、その深刻さはあまり感じられない。一方、話の展開がスピーディーで一気に読め、続編を読み進めていきたいと思えた。
Posted by ブクログ 2022年11月05日
歴史小説の王道と言えるような、尼子経久を主人公とした爽快なストーリー。
生き別れた幼馴染の遊女との運命的な出逢いと別れなど、歴史小説の定番のロマンスもあり、歴史小説のツボをしっかりと押さえてます。
逆に言うとありがちなストーリーなので面白味に欠けるとも言えますが。
まあ、これでいいと言えばいいのです...続きを読む
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