天平の女帝 孝謙称徳―皇王の遺し文―(新潮文庫)

天平の女帝 孝謙称徳―皇王の遺し文―(新潮文庫)

869円 (税込)

4pt

3.9

奈良時代、二度の皇位についた偉大な女帝、孝謙称徳。彼女は生涯独身を貫き、民のため、国のため、平和な世のために、全力をつくした。大仏開眼供養、遣唐使の派遣。逆臣たちの内乱を抑え、僧道鏡を重用し、九州の民・隼人を侍童として置いた――女帝の突然の死と遺詔の行方、秘められた愛の謎を追い、一人の人間として、そして女性としての人生を求めた女帝の真の姿を描く、感動の歴史小説。(解説・島内景二)

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天平の女帝 孝謙称徳―皇王の遺し文―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どこで気になったのか不明。でも手元にあって、先だって読んだ不比等の後日談として楽しめるかも、と思って着手。でも本作に流れる時代は、なんと称徳天皇亡き後がメインで、同天皇については回想の対象という設定。馳作品同様、いわゆる一般的歴史認識に対して、違った可能性を問うといった内容で、ミステリ的な結構も盛り

    0
    2021年07月02日

    Posted by ブクログ

     孝謙称徳天皇の時代は恵美押勝の乱があったり道鏡事件があったり、つまり女帝が特定の家臣を極度に愛してしまいそのため政治が混乱をきわめるという、そんな歴史的イメージを持つ天皇である。
     しかしながらこの小説ではそんな悪いイメージを払拭してくれるばかりか、なぜ後世に女帝の悪い印象が残されたのかその理由も

    0
    2019年12月26日

    Posted by ブクログ

    広虫の女帝に仕えた回想を女嬬の質問などを通して現在と過去を織り交ぜて話が進んでいく。

    女帝は結婚は禁止とされ重い責任の中、寄りかかる人も女帝の権威を取り込むため近づき、優しく接する。

    この時代の小説はまやかしなどが多いけど、そういうのが重きを置いてなく、心情を優先させた小説。

    0
    2020年02月23日

    Posted by ブクログ

    広虫(狭虫)視点、弟が糺した宇佐神託に一文加えたがために女帝の信頼を損なう。女帝死後許され都に戻るが、女帝をめぐる死の謎を解く過程で奈良朝政争の歴史が語られる。
    言葉の力を信じる女帝。名は体を表す、文字は魂を宿す。
    罪に落とす前に道祖王=麻度比(惑う)、黄文王=久奈多夫禮(愚か)、和気清麻呂(別部穢

    0
    2018年12月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性天皇がどれほど良い治世を治めていても、死後に貶められるという怖さと史実の限界を思い知る。やはり小説はノンフィクションよりフィクションの方が安心して読める。

    0
    2019年09月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女帝に仕える高級女官、和気広虫の目線で物語が語られる珍しい形態。
    主人公である孝謙天皇(称徳天皇)は死語である。

    この時代の話は初めてなので新鮮。

    0
    2020年07月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。歴史は勝者によって書き残される。という視点からの裏物語。「男も女もなく、力を合わせ、生きるべきだ」という女帝の最後の詔は、千年後にはかなえられたのか、二千年後には実現できるのか。やはり闇に葬られたままなのか。「今度生まれ変わるなら、やはり女に生まれたい。そのときこの世は、きっと、もっと生きやす

    0
    2018年09月13日

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