Posted by ブクログ
2012年02月21日
華町源九郎江戸暦〜鏡新明智流の遣い手,華町源九郎は家督を息子に譲り,自由気ままな長屋暮らし。ある日,なにやら訳ありの迷い子を長屋に連れてくる。聞けば,旗本の妾腹の子で,追っ手から身を隠しているらしい。五千石のお家騒動に巻き込まれてしまった源九郎に襲いかかる謎の凶刃・・・。老いを感じ始めた中年武士の矜...続きを読む持をしみじみと描く書き下ろし長編小説第一弾〜裏表紙に書いてある儘を書いてみたが,充分だろうか。まず,水死体が上がる・・って所から書かないといけないんじゃないの。子どもの手を引いている総髪の者が菅井で,斬り掛かっているのが源九郎か。居合いの名手と研ぎ師・茂次と元岡っ引き・孫六,長屋の女房・お熊って,主要人物は出揃った