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失恋した「あたし」は雷に打たれ、目覚めるとそこはパラレル平安朝。 彼女は、大人気小説「源氏物語」の作者・香子さまのもとでネタを探す女房・小袖となっていた。 夕顔、末摘花、葵―おなじみの女人達を訪ね、その真実の生、歓びと悲しみに触れた時、 時空を超えた友情がめばえる。感動の王朝SFミステリー。 解説・山本淳子 ※この電子書籍は2011年7月に文藝春秋より刊行された文庫本の新装版を底本としています。
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Posted by ブクログ
当時の美人顔 おかめについての 詳細な描写にも笑えます 完璧なおかめ とかね つい どうして 『源氏物語』の女性たちは 抵抗が薄いのか と思いがちですが 運動不足で極端に 筋力がなかった 当時の女性たち 衣装も長い髪のある頭も重く 男性にのしかかれたら 抵抗できないと...続きを読むは すごく 納得したなぁ
雷(いかづち)に打たれて目が覚めたら、時代も見目形も変わっていたなんて、さぞビックリしたと思う。あたしは、頭の中はほとんどそのままで、おかめ顔の小袖という女房になっていた。彼女は香子さまのお付きとして仕え、源氏物語のネタ集めに奔走する日々を送っていく。 香子さまの推理は、この時代ならではのものがあ...続きを読むり、聡明さが伺えた。女性の装束や、生計を立てるための生き方には、自由の欠片もみえず、そのなかで楽しみを見つけて生きるのは大変だったろうと思った。住まいや食べ物、暮らしぶりなども興味深かった。 小袖(あたし)の語りは、ざっくばらんで、爽快だった。この時代の人達とのギャップも楽しめた。また、源氏物語の夕顔、末摘花、葵、明石、若紫を違った見方で楽しめた。 ところで、本当の小袖自身は、違う時代でどのように暮らしたのか、気になった。本当の小袖による日記も読みたくなった。
2024年の大河ドラマが、吉高由里子さん主演の、紫式部らしい。 源氏物語、全巻、はこれから読むのは大変そうで、何か読みやすい源氏物語は? とさがしてみた。 不倫で、失恋した、自称「あたし」は、 平安時代へタイムスリップ。 物語の書き手の女房、香子(こうし)さま の助手、小袖として、大活躍! ...続きを読む夕顔、末摘花、葵明石、若紫、と物語の裏事情?というか、事実は、こうですよ! という物語が、語られる。 それが、とても面白い! どの時代でも、それぞれ色々な苦労が有るもので、生てゆくのは、皆、大変ですね。
源氏物語を執筆中の作者の側に仕える者と入れ替わるタイムスリップもの。 本当かどうかは別として、平安時代の風俗描写が面白く描かれている。 主人公がタイムスリップして最初に目に入ってきた当時の美女たちをおかめ顔と表現する場面には吹き出しそうになった。 ストーリーも源氏物語の根幹を探る柴田さんの謎解きがユ...続きを読むニークかつ温かい。 タイムスリップものはあまり読んだことがないけれど、ちょっとハマってしまいそう・・・。(o^^o)v
不倫に敗れて自暴自棄になっていたあたしは、 平安時代にタイムスリップし、「源氏物語」を 執筆中の香子さまの片腕として働くことに…。 平安の世も、現代も、女は哀しくて強い。
不倫をしていた上司から妻が妊娠したから別れたいと告げられた主人公のあたし。 死んでやると飛び出して、結局、ばかばかしくなって家へ戻ろうとした時に落雷! 気が付いたら、そこは自分のしっている平安時代と微妙にずれた感じの平安京。しかも、別人になっていた。その名は小袖。 彼女は「源氏物語」を...続きを読む書いている香子付きの女房だった。 すいません。積んでました(;^_^A で、先日の大河の紫式部で引っ張りだして読んだら、ものすっごく面白かった! しかも解説が山本淳子さんだし(大好き) 小袖は香子が「源氏物語」を書くためのアシスタントとして、うわさ話やモデルにしているのではと言われている男性陣の動向を調べるのですが、そこで「源氏物語」に出てくる男性の自分勝手な部分に怒りを感じたり、血筋が良くても通ってくる男性がいなければ貧しい生活を強いられるしかない女性への哀しさなどを感じていくところがとっても好きです。 私も、光源氏の女癖の悪さというのか、いつまでも永遠に母なる人物を求める(別名マザコン)ところがとても苦手でして……。 中心になるのが、夕顔・末摘花・葵・明石・若紫となります。そこで小袖としてのあたしは生霊など信じていませんから、そこにある人間の業であったり、病だったりを見つけてしまうのですね。真実を知ることは切ないなぁと改めて思ったりもしました。 それでも、戻る方法がわからないあたしは小袖として、香子に仕え続けるのですが……。 あたしの源氏物語の感想が自分のものと近いので、とても共感してました。 そして、最後に山本さんの身と世と心について語られている解説が心にしみます。 楽しいけれども、考えることも多い作品は大好きです。再来年の大河ドラマを楽しみにしている方にも是非ともお勧めしたい一冊でした。 楽しかった(*^^*)
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