野望の憑依者(よりまし)

野望の憑依者(よりまし)

814円 (税込)

4pt

4.0

時は鎌倉時代末期。幕府より後醍醐帝追討の命を受け上洛の途に就いた高師直(こうのもろなお)は、思う。「これは主人である尊氏に天下を取らせる好機だ」。帝方に寝返った足利軍の活躍により、鎌倉幕府は崩壊。建武の新政を開始した後醍醐帝だったが、次第に尊氏の存在に危機感を覚え、追討の命を下す。そのとき師直は……。野望の炎を燃やす婆娑羅者(ばさらもの)・高師直の苛烈な一生を描いた南北朝ピカレスク、開演。

...続きを読む

野望の憑依者(よりまし) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月12日

    南北朝時代のことをあまり知らなかったけど、けっこうスケールの大きいことやってたんだなーと。
    二転三転してちょっと複雑すぎるので、どこかの期間に絞った方がもっと面白かったと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月02日

    「野望に取りつかれた者は、いつか野望に滅ぼされる」高師直

    巻末の縄田一男との対談も面白い。司馬遼太郎や吉村英治や童門冬二など、様々な歴史小説家もいるが、時代が違えば求められるもの作家が伝えたいことも変わる。伊東さんの伝えたいことに、これからも耳を傾けていこうと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月11日

    足利尊氏に天下を取らせた執事高師直の生涯記。欲望に取り憑かれたものはやがて欲望に滅ぼされる。尊氏の弟直義と師直の争いは直義の勝利にて決着するが、その直義も尊氏に毒殺され、足利幕府の安定が築かれる。人の世の諍いと儚さが上手く描かれている作品でした。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年07月14日

    鎌倉時代の終焉から建武の新政、南北朝、室町幕府が勃興するあたりの時代には疎く、この作品の主人公「高師直」も名前ぐらいしか知らなかったが…。伊東潤の筆のおかげもあるんだろうが、思ってたよりずっとオモロい小説だった。
    高師直といえば、名前しか知らない俺でも、日本史の中では名だたる悪役だと知ってるくらいの...続きを読む

    0

野望の憑依者(よりまし) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

徳間文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

伊東潤 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す