岩波書店作品一覧

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  • 40億年,いのちの旅
    5.0
    40億年に及ぶとされる,地球における生命の歴史.共通の祖先から進化した生きものたちは,多様でありながら共通点もあわせ持っています.いのちとは何か? いのちはどのようにして生まれたのか? どのように考えられてきたのか? その歴史をひもときながら,私たちの来た道と,これから行く道を,探ってみましょう.

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  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅
    3.8
    一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ.明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った.さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか.語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える.

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  • 太平天国 皇帝なき中国の挫折
    3.6
    「滅満興漢」を掲げて清朝打倒をめざし,皇帝制度を否定した太平天国.その鎮圧のために組織され,台頭する地方勢力の筆頭となった曽国藩の湘軍.血塗られた歴史をもたらした両者の戦いの詳細を丹念にたどり,中国近代化へと続く道に光をあてるとともに,皇帝支配という権威主義的統治のあり方を問い直す.

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  • イソップのお話
    4.0
    有名な「イソップ寓話集」から,少年少女のために選りすぐったお話300編.「ライオンとネズミ」「北風と太陽」「肉をくわえたイヌ」「旅人とクマ」など,原典ギリシア語からの完全訳.

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  • 人生の答えは家庭科に聞け!
    4.2
    「男は保育士になれないの?」「結婚って何?」「同性を好きになったらダメなの?」…高校生やその家族たちが抱える悩みや課題を漫画で表し,それらを受けて家庭科のプロが考え方や生きるヒントをアドバイス.NHK高校講座「家庭総合」から生まれた,人生の決断を豊かにしてくれる一冊.

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  • 博士の愛したジミな昆虫
    4.3
    カブトムシもクワガタも,アゲハも,トンボも出てこない.スター昆虫ではないけれど,ジミな虫たちだって,やってることはスゴすぎる…!! SFみたいなびっくり生態,植物やほかの虫たちとの複雑怪奇なからみ合い.その謎を解いていくワクワクを,10人の昆虫博士たちが愛した,とびっきりジミな昆虫の研究から熱く語る!

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  • 〈私〉時代のデモクラシー
    4.1
    一人ひとりが〈私〉意識を強く持ち,他人とは違う自分らしさを追い求める現代.分断された〈私〉と〈私〉を結びつけ,〈私たち〉の問題を解決するデモクラシーを発展させることは可能なのか.人々の平等意識の変容と新しい個人主義の出現を踏まえた上で,〈私〉と政治の関係をとらえなおし,これからのデモクラシーを構想する.

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  • 人類VS感染症
    3.7
    紀元前からわたしたちを脅かす天然痘や,ペスト,ハンセン病などの感染症.人類がいかにしてその病原体とたたかい,犠牲をはらってワクチンを開発したかを語る.そして,今度は新型インフルエンザやSARS,HIV,風疹など,新たにやってくる感染症と向き合うために,免疫やウイルスなどの基礎知識を身につけよう.

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  • 日本の国会 審議する立法府へ
    3.5
    政党間の駆け引きに終始し,実質的な審議が行われない国会.審議空洞化の原因はどこにあり,どうすれば活性化できるのか.戦後初期からの歴史的経緯を検討した上で,イギリスやフランスとの国際比較を行い,課題を浮き彫りにする.「ねじれ国会」が常態化した今,二院制の意義を再考,そして改革の具体案を提示する.

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  • 人は見た目!と言うけれど 私の顔で、自分らしく
    4.3
    もし自分の顔に,目立つあざや傷あとがあったら…? そうした症状をもつ人たちが直面する,いじめや差別などの困難――見た目問題.当事者と共に悩み,失敗をくり返しながら解決に取り組んできた著者が,脱毛症,口唇口蓋裂,アルビノなど様々な症状の人たちの体験を伝え,家族や先生など周りの人はどう関係を築けばよいのかを考える.

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  • ものがたり日本音楽史
    3.0
    はるか縄文の昔から,日本にはさまざまな音楽が培われてきました.素朴な鈴や石の笛に始まり,仏教音楽の伝来,雅楽・能楽・歌舞伎・文楽の誕生と変化,文明開化による西洋音楽の導入,そして現代邦楽――.政治や宗教とも深く結びついた音楽の歴史をたどれば,日本の歴史の流れも見えてきます.コンパクトで濃厚な決定版!

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  • 中高生のための「かたづけ」の本
    4.3
    何がどこにあるかわからない,いつもモノ探しから始まる・・・そんな毎日をなんとかしたいあなたへ贈るかたづけ力アップのための一冊.すべて出す→分ける→選ぶ→収める,の四段階からまずは始めよう! 練習を積み重ねたある日,かたづけ力だけでなく,よりよく生きる知恵と力を身につけている自分にも気がつくはずです.

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  • 生の短さについて 他二篇
    4.3
    生は浪費すれば短いが,活用すれば十分に長いと説く『生の短さについて』.心の平静を得るためにはどうすればよいかを説く『心の平静について』.快楽ではなく徳こそが善であり,幸福のための必要十分条件だと説く『幸福な生について』.実践を重んじるセネカ(前4頃―後65)の倫理学の特徴が最もよく出ている代表作3篇を収録.(新訳)

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  • 寿命はなぜ決まっているのか 長生き遺伝子のヒミツ
    4.0
    「いつまでも若く」「ずっと健康でいたい」――アンチ・エイジング(抗加齢)は遠い昔から,人類の夢でした.しかし,人はみな,いつかは死にます.生き物はなぜ老い,なぜ死ぬのか? 「いのちの回数券」「長生き遺伝子」とは何か? 老化とガンの関係は? 細胞老化を第一線で研究する著者が,科学的な観点から,やさしく解説します.

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  • マッちゃん84歳 人生店じまいはムズカシイ
    4.0
    齢40が「不惑」だって!? 倍以上生きても惑うことばかり。絵描き屋稼業50年、未だ現役マツノマツコ。亡き母の介護に後悔あり。夫の突然死、自身のめまい、うつ、パニック障害…。数々の原因不明の病気と共に日々は続く。この年でわかったこと、わからないこと、後半生の泣き笑いをシニカルに描く、大人のコミックエッセイ。※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

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  • ルゥルゥおはなしして
    3.5
    1巻1,430円 (税込)
    子ども部屋の人形たちは,ルゥルゥがどんなお話をしてくれるのか,いつも楽しみでしかたがありません.だって,お話にはじぶんたちが出てくるんですもの! 「さらんとぼんぼんのぼうけんの話」「ナニーのおかしな旅の話」「あたらしいお友だちの話」の3話.カラー挿絵もふんだんに入った,たかどのワールド全開のゆかいな1冊.

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  • 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?
    4.1
    電柱といえば鳥,電線といえば鳥.でも,そこで何をしているの?カラスは「はじっこ派」?感電しないのはなぜ?――電柱や電線の鳥に注目したら見えてきた,その知られざる生態,電柱・電線の意外な姿,電力会社と鳥たちの終わりなき知恵比べ.あなたの街にもきっとある,鳥と電柱,そして人のささやかなつながりを,第一人者が描き出す.

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  • 岡本太郎の見た日本
    3.0
    太郎はいま,身をやつした民族学者となって,旅に出る.縄文土器を発見し,東北,沖縄,そして韓国へ.かつてパリで民族学を学びバタイユらと親交を深めた太郎が,類まれな感性で見出した日本とは.その道行きを鮮やかに読み解き,思想家としての本質に迫る.Bunkamuraドゥマゴ文学賞,芸術選奨文部科学大臣賞受賞作.

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  • まったくゼロからの論理学
    4.0
    「本気で伝えたい」「分かってほしい」――この本を貫くのは,教師が学生に論理学の魅力を届けたいと願ったその思いである.第Ⅰ部では記号を使わずに,日常の言葉の中で論理学の話題を取り上げる.そして第Ⅱ部では,記号を使ってそれを武器にしながら,現代論理学の基本的な体系である述語論理までを一望する.生活や仕事で論理的になりたいと思う人にもかならず役立つ一冊.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 名探偵カッレ 城跡の謎
    4.4
    シャーロック・ホームズ,エルキュール・ポワロ,ピーター・ウィムジイ卿,そして名探偵カッレ・ブロムクヴィスト!! エヴァロッタとアンデッシュとともに,平穏な街に突如あらわれた怪しげな「おじさん」の秘密を探るが…….白夜の北欧の夏,朝から晩まで子どもたちが本気で遊び,笑い,難事件を解決する.みずみずしい新訳と新たな挿絵でいよいよ登場.

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  • おべんとうの時間がきらいだった
    4.4
    「弁当というものは,残酷だ.中学1年生で,私はそう思った.自分が背負っている家族を,小さな箱と向き合う度にいつも突きつけられる……どうかわかりませんように,気づかれませんように」.ANAの機内誌『翼の王国』の人気連載「おべんとうの時間」が誕生するまでの家族の軌跡.著者自身の「おべんとうの時間」がここにある.

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  • 名探偵カッレ 危険な夏の島
    4.7
    地主館の殺人事件から一年あまり.今年もまた楽しい夏休みがやってきた.夜中の城跡で,赤バラ軍と命がけの合戦をくりひろげたあと,カッレたちは,若い大学教授とその5歳の息子ラスムスが過ごす夏の家に怪しい男たちが忍び込むのを目撃する.誘拐犯たちの目的は何なのか……⁉ 白バラ軍3人が夏の島で大冒険! 堂々のシリーズ最終作.

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  • 名探偵カッレ 地主館の罠
    4.8
    夏休みがやってきた! 川遊びにアイスクリームに,赤バラ軍との攻防戦.最高に楽しいけれどものどかな毎日に,カッレはどこか物足りなさを感じていた.エヴァロッタがいつもの遊び場で殺人事件に出会うまでは・・・・・・.子どもたちの友情と冒険と機知を生き生きと描いた「名探偵カッレ」シリーズ第2作が,新訳・新挿画で登場.

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  • ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし
    4.0
    『好色一代男』『世間胸算用』などで知られる江戸時代の作家,井原西鶴の作品を翻案した短編集.財産あらそいをめぐる悲喜劇「牛と刀」,夜の芝居小屋を舞台にした怪談「真夜中の舞台」,金もうけに取りつかれた男の運命「わるだくみ」など,笑いと悲哀のまざりあった世のなかの姿を,鋭い観察眼と豊かな空想力で描き出す七編.

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  • 哲夫の春休み(上)
    4.5
    小学校最後の春休み,父の故郷をひとりで訪れた哲夫は,あるはずのない古い屋敷や,見るはずのない人びとに出会い,不思議な体験をする.冬から春へと移りゆく長岡を舞台に,自分をとりまく大人たちの過去と向き合い,大人への一歩を踏みだす少年の姿をみずみずしく描く.感動の長編タイム・ファンタジー,待望の少年文庫化.

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  • 職業としての政治
    3.6
    「どんな事態に直面しても『それにもかかわらず!』と言い切る自信のある人間.そういう人間だけが政治への『天職』を持つ」.マックス・ヴェーバー(1864-1920)がドイツ敗戦直後,自らが没する前年に行った講演の記録.政治という営みの本質,政治家がそなえるべき資質や倫理について情熱を傾けて語る.(解説=佐々木毅)

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  • 史記列伝 一 全五冊
    3.8
    中国最初の史書「史記」の最後に置かれた70の列伝.宰相,武将,循吏,酷吏,刺客,侠客,素封家等,司馬遷は貴賤を問わず〈正義を保持し,ひとに屈せず,機を失わずして世にあらわれた人々〉をとりあげ,それぞれにしたたかなこれらの人間の生きざまを,躍動する筆致で描き,「史記」の全体像を構成した.

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  • ピノッキオの冒険
    3.3
    ことばをしゃべる木から人形を作ったジェッペットじいさんは,それにピノッキオと名づけて子どものようにかわいがります.やがてピノッキオは広い世界に旅に出ます…イタリアの代表作として100年以上にわたり世界中の子どもたちに親しまれてきた,木のあやつり人形ピノッキオの物語.

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  • 繊細すぎてしんどいあなたへ HSP相談室
    3.9
    「友だちの顔色がすっごく気になる」「匂いや音が気になる」等々・・・.これらの背景にあるのは,繊細すぎる性格です.本書では,こうした生きづらさを6つのタイプに分け,それぞれを紹介し,あわせて長所としていかに活かしていくかを具体的にアドバイスします.「繊細でよかった!」読後にそう思えてくる一冊です.

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  • がんと外科医
    3.0
    二人に一人はがんになると言われているいま,様々な治療法が研究されている.そのなかで外科手術は,がん治療の根幹である.外科医として,肝がん,そして難治性の膵がんの治療・手術の最前線にいる著者が,肝胆膵のがんの外科的治療の開発研究の軌跡と最新状況,さらに外科医の日常,師からの指導,患者からの学びなどを綴る.

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  • 国際感覚ってなんだろう
    3.5
    英会話ができ,外国人とそつなくつきあえればいい? 二一世紀を生きる若者に求められる国際感覚はそうではありません.一人の人間として異文化とむきあい,平和・人権・環境など人類共通の問題解決に参加できる,そんな「地球市民」としての資質を身につけたい.自己表現や討論の能力,ボランティアなど,具体例豊富に探ります.

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  • 10代から考える生き方選び
    3.5
    「バリバリ働きたい」「家族も仕事も大事にしたい」「専業主婦になりたい」等々,10代は具体的な職業だけでなく理想の生き方をあれこれ思い描く時.どの生き方なら納得して選べるのか,幸せになれるのか.社会や家族の変容を直視し,それぞれの選択が孕むメリットやリスクを俯瞰しながら,生き延びる方法を具体的にアドバイスする.

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  • オリンピック・パラリンピックを学ぶ
    -
    なぜオリンピックは「平和の祭典」と言われるのでしょうか? パラリンピックはどのようにして生まれ,発展してきたのでしょう.オリンピズムやパラリンピズムと言われる理念とは? 「4年に1度のスポーツイベント」「メダルを競い合う競技大会」だけではない,本来のオリンピック・パラリンピックの意義を学ぶための基礎知識.

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  • ボランティアをやりたい! 高校生ボランティア・アワードに集まれ
    3.5
    全国でボランティア活動を行っている高校生達が一堂に会する「高校生ボランティア・アワード」.環境問題や医療・福祉,国際貢献,地域の課題……,活動はそれぞれ異なっていても「少しでも社会を良くしたい」「誰かのために役立ちたい」という志はみんな同じ.アイディアにあふれ,力強く,元気いっぱいな高校生達の姿を紹介します.

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  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力
    4.3
    所得税のフラット化,法人税率の引き下げ,タックス・ヘイブン利用による租税回避・・・.GAFAはじめ巨大多国籍企業が台頭する中,複雑化し,苛烈を極める「租税競争」.その巧妙な仕組みを解き明かし,対抗していくためにEU各国などの国際社会で模索が進む,旧来の国民国家税制と異なる新しい「課税主権」の在り方を展望する.

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  • 地方の論理
    3.8
    霞が関の官僚から北海道に身を投じ,地方の課題解決に取り組んできた著者が,自らの活動から得られたさまざまな気づきや,地方を活性化させるためのヒントを惜しみなく披露.「中央の発想」にとらわれない,地方独自の物差しで洞察することから生まれてくる新たな発想やユニークな実践活動の数々を紹介する.

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  • 台湾の若者を知りたい
    3.7
    東日本大震災の直後に200億円もの義援金を送ってくれた台湾の人々.その影響で,台湾へ旅行をする日本人の数は年々増えています.それでも,私たちは台湾人の普通の若者について,ほとんど何も知りません.台湾の若者の学校生活,受験戦争,兵役,就活……,3年以上に渡る現地取材を重ねて知った,台湾人の意外な日常生活.

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  • 文在寅時代の韓国 「弔い」の民主主義
    4.0
    盧武鉉元大統領の衝撃的な死とセウォル号の惨事という二つの悲劇から生まれた文在寅政権.公正と正義の実現を追求し「積弊の清算」を掲げた変革の道は,国内外で激しい毀誉褒貶と軋轢を生んでいる.妥協を知らない民主主義への希求は,韓国をどこへ導くのか.誤解と歪曲に満ちた韓国理解を塗り替え,リアルな姿を伝える.

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  • 「中国」の形成 現代への展望
    4.5
    さまざまな勢力が併存,角逐する一七世紀.そのカオスを収拾し,東アジアに君臨した清朝の「盛世」から,多元共存システムがほころびをみせる一八世紀.西洋の衝撃,革命と独立によって清朝が潰え,ふたたび混迷する一九世紀,そして現代へ――.一元化と多元化を往還しつづける,平和と騒乱の四百年を描く.シリーズ完結.

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  • イワンのばか
    3.9
    ロシアの文豪トルストイの民話のなかから,「イワンのばか」「人は何で生きるか」「人には多くの土地がいるか」など,子どもの読み物にふさわしい物語を選びました.農民の悲哀をみごとに描きながら,人生の愛と真実について深く語りかけます.

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  • 東大留学生ディオンが見たニッポン
    4.0
    何度も訪れるほど大好きな国・ニッポンに夢叶って留学したディオンの見聞録.「英語をもっと話そうよ!」「タメ口と敬語の使い分けは難しい!?」「どうして体育会に入ると留学しにくいの?」等々,東大PEAK.体育会・コンパで同世代や社会に感じた異論・戸惑い・共感を率直に語る.日本の国際化にむけても示唆に富む一冊.

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  • カガク力を強くする!
    4.0
    科学・技術の進歩が暮らしの隅々にまで入り込み,その恩恵を当然のこととして享受する私達.しかし一方で,原発やゲノム編集など危うさもクローズアップされている今,科学記者とし活躍する著者は,「カガク力」=「疑い,調べ,考え,判断する力」を身に付けること.それが賢く生きる術となり,よりよい未来をつくる土台になっていくと説く.

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  • 人とミルクの1万年
    3.8
    氷河期が終わった約1万年前.農耕や家畜飼育が始まり,やがて家畜のミルクを主な食料とする,牧畜という生活様式が西アジアで始まった.ミルクを保存食とする工夫から,ヨーグルトやチーズ,バターなど乳製品も生まれた.ユーラシア各地に牧畜民をたずね歩く人類学者が,若い読者を牧畜と乳文化の雄大な歴史へと案内する.(カラー口絵2ページ)

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  • スケッチ・ブック(上)
    4.5
    1~2巻990~1,122円 (税込)
    「アメリカ文学の父」W.アーヴィング(1783-1859)の最高傑作.短篇小説ありエッセイありの雑記帳.上巻には,アメリカ版浦島太郎「リップ・ヴァン・ウィンクル」のほかに,おもに英国の風俗習慣を素描した,格調高い筆致の18篇を収録.上下巻あわせて日本語への翻訳史上初の全34篇を訳出.挿絵多数.(全2冊)[新訳]

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  • クマムシ調査隊,南極を行く!
    4.5
    ベストセラー『クマムシ?! 小さな怪物』から一三年.沈黙を破る著者二作目の舞台は,なんと南極! 白夜の夏,キャンプのような野外調査.食生活は意外とグルメ? 寄せては返すペンギン,なぜか土下座をする隊員…….時に笑い,時にぶつかり,苦楽をともにする仲間たち.生物学者が見た極地の自然とは? [カラー口絵8頁]

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  • SDGs 危機の時代の羅針盤
    3.8
    地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール.2030年の期限まで10年を切り,パンデミック下の今こそ,危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている.日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが,SDGsのイロハ,交渉秘話,SDGsの現状,プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する.

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  • ものがたり西洋音楽史
    4.0
    神への祈りの言葉から始まった,中世の教会音楽.多声音楽が花開いた,ルネサンス期.オペラが誕生し,器楽が興隆した,バロック時代.そして「芸術としての音楽」が追究された,古典派,ロマン派,モダニズム.時代を代表する作曲家と作品,演奏法や作曲法,音楽についての考え方の変遷をたどり,西洋音楽史を俯瞰します.

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  • 時間論 他二篇
    3.0
    一九二八年にパリ近郊ポンティニーで行われた二つの講演をまとめた『時間論』(原文フランス語、九鬼の最初の著作)を中心に、九鬼周造の主要テーマの一つ「時間」に関する論考をまとめる。時間は可逆的か不可逆的か、時間はどのような構造をもったものなのかを明晰な論理をもって問う、九鬼独自の「永遠回帰」の思想。詳細な注解と解説を付す。

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  • グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀
    4.2
    1巻1,188円 (税込)
    脱工業化を模索する危機の七〇年代,保守化と冷戦の終焉を生んだレーガンの八〇年代,ドットコム・バブルの崩壊と九・一一事件で幕を開ける21世紀…….黄金時代の「アメリカの夢」を失った超大国は,統御不能なグローバル化と和解困難な国内の分極化へ向かう.トランプのアメリカはレーガンの遺産を受け継ぐのか.

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  • ベルリン1945 はじめての春(上)
    5.0
    繰り返される空襲とその後の市街戦により,街は容赦なく破壊された.生き残った人びとは新しい生き方を模索するが,長く続いたナチの支配と戦争は,街にも人の心にも深い傷を残しており…….ドイツの敗戦とその後の混乱を,ナチ体制下で育った少女エンネの目線でつづり,それぞれの人生の変転を描く.大河群像劇完結編.

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  • ベルリン1933 壁を背にして(上)
    4.8
    一九三二年,夏.世界恐慌のあおりでベルリンの街にも失業者があふれるなか,「よりよき未来」を約束するナチは急速に勢力を拡大していた.ヘレの弟ハンスは,悩みながらも社会に足を踏み入れていくが,やがて否応なく不穏な時代の流れに巻き込まれ…….ヒトラー政権奪取までのわずか数か月を,十五歳の視点で描く第二作.

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  • ベルリン1919 赤い水兵(上)
    4.8
    戦争が終わり,皇帝はいなくなった.新しい時代を夢見た人びとは,よりよい明日を求めて戦うが…….一九一八年から一九一九年にかけての冬,ベルリンの貧しい地区で育った少年ヘレは,失敗に終わった革命を目撃する.二十世紀前半のベルリンを舞台に,激動の時代の転換期を労働者一家の目線でとらえた傑作三部作,第一巻.

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  • くろグミ団は名探偵 消えた楽譜
    -
    好評シリーズ,いよいよ5冊目.くろグミ団の子どもたちは,大女優の宝飾品を盗んだ犯人をついに追いつめます.さらに万引き犯を追って町をかけめぐり,横取りされた海賊の宝物のゆくえに目を光らせ,ある音楽家がのこした一枚の楽譜の秘密にせまります.なぞを解く手がかりは絵のなかに! ワクワクがとまらない探偵本です.

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  • くろグミ団は名探偵 S博士を追え!
    -
    好評,絵解きミステリーの第4弾.くろグミ団の子どもたちは,ビーチ荒らしの犯人を追いかけ,古城の女主人をおそう幽霊の正体にせまり,有名な宝飾品をめぐるなぞに頭をひねり,青い光信号で合図を送るあやしい人たちの真実をさぐります.文と絵で,犯人のしかけたトリックをあばこう! 探偵のおもしろさがいっぱいです.

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  • くろグミ団は名探偵 紅サンゴの陰謀
    -
    するどい観察と推理で犯人を追いつめる「くろグミ団」.はたして,危険な秘密結社のたくらみをあばくことはできるのでしょうか? そのほか森林どろぼう,貴婦人の肖像画のなぞなど,4つの難事件に挑みます.ストーリーと楽しい絵が一体となってすすむ,なぞ解きミステリー.すみずみまで目を光らせれば,きみも名探偵!

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  • くろグミ団は名探偵 石弓の呪い
    3.0
    甘いおかしより推理が大好きな「くろグミ団」.子ども3人+大人2人が協力しあって,いたずら好きの博士がしかけた遺言状のなぞかけ,たてつづけに起きた奇妙な犬どろぼうなど,手ごわい4つの事件に挑み,犯人を追いつめていきます.きみもストーリーを読み,絵の中の手がかりを見つければ,探偵力アップまちがいなし!

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  • くろグミ団は名探偵 カラス岩の宝物
    3.8
    「くろグミ団」の3人の子どもたちは推理が大好きで,その腕前はプロ顔まけ.ミステリアスな修道院で起きた盗難事件,有名なオペラ歌手の失踪事件など,一筋縄では解けない4つの事件に挑みます.きみもいっしょに,絵の中にかくれている手がかりを見つけながら,探偵力をきたえよう! 『くろて団は名探偵』の姉妹本.

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  • 音のイリュージョン 知覚を生み出す脳の戦略
    4.5
    周波数の高い音が低く聞こえる.右にある音が左に聞こえる.同じ音の聞こえ方が変化する.存在しない音が聞こえる.そんな不思議な錯聴を体験できるウェブサイト〈イリュージョンフォーラム〉を知っていますか.聴きどころの紹介から,錯聴の背後にある脳内の音の処理メカニズムの解説まで,耳と脳にビンと響く一冊です.

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  • こわいオオカミのはなしをしよう
    -
    マイケルはパパのおはなしが大すきです.新しい主人公はメンドリのレインボーと,肉屋の包丁みたいな牙をはやした,こわーいオオカミのウォルドー! ウォルドーはある夜,農家のにわとり小屋からレインボーをぬすんで食べようとしますが…….親子の弾むような会話のキャッチボールと,ゆかいなおはなしがとまりません!

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  • サンドイッチクラブ
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    珠子はダブル塾通いをする小学6年生.ぼんやりむかえた夏休みに,無心に砂像を作るヒカルと出会う.強烈な個性をもち,成績もトップクラスのヒカルは「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という.家庭環境も性格も異なるふたりの少女が,たがいを受け入れ,まっすぐに世界と向きあっていく姿をさわやかに描く.

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  • ネコの目からのぞいたら
    3.5
    水の都ヴェネツィアを舞台にくりひろげられる,少年ダンテと,子ネコの大冒険.迷子になった子ネコをさがすうちに,ダンテはテレパシーを通じて女の子が誘拐されるのを目撃してしまう.あの子を助けなきゃ! ダンテは自分の殻をやぶって大胆な行動にでるが…….イタリア・アンデルセン賞作家による,軽快でスリリングな物語.

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  • 月白青船山
    3.3
    1巻2,090円 (税込)
    夏休み,兵吾と主税の兄弟は,鎌倉に住む大叔父さんのお屋敷に預けられることに.地元の少女,静音と知り合って遊ぶようになるが,ある日,切り通しを滑っているうちに,“時間が止まった”不思議な谷に迷い込み…….謎解きに乗り出した三人は,やがて瑠璃の伝説と,大姫の悲恋物語に行き当たる.本格ファンタジー.

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  • 原発は不良債権である
    3.6
    なぜ原発は停止していると赤字を生み続けるのか。なぜ老朽原発を稼働したがるのか。電力債とは何か。なぜ東電の電気料金値上げに反対する必要があるのか。国に東電に、怒り続ける著者が、原発の経済問題をえぐり出し、私たちが考えるべきことをわかりやすく提示する。被災地支援のための枠組みとしてとるべき道とは。

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  • 「主権者」は誰か 原発事故から考える
    3.7
    福島原発事故後、市民に伝えられるべき情報の多くが隠され、誤った説明が繰り返され、国民不在の場で様々な基準が決められていった。なぜ、これほどまでに「主権者」である国民がないがしろにされたのか。政治家、官僚、メディア、専門家、そして東電などによる事故後の対応を振り返りながら、その構造的問題点を指摘する。

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  • 検証 原発労働
    -
    いま、福島第一原子力発電所の事故現場で、誰がどのような状況で働いているのか。ピンハネ、違法派遣、偽装請負。劣化する働きかたを象徴する原発労働の実態を、現場での調査を踏まえて報告する。高い放射線量などの苛酷な労働環境のなか、緊急作業に従事する「フクシマの英雄たち」への報酬が日給8000円という現実。

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  • 第五福竜丸から「3.11」後へ 被爆者 大石又七の旅路
    3.0
    広島・長崎への原爆投下と福島の原発事故とを結ぶ出来事として、アメリカの水爆実験により漁船第五福竜丸が被爆した1954年の「ビキニ事件」へ注目が集まっている。長い沈黙を経て唯一の語り部として知られるに至った、元乗組員・大石又七氏の人生を辿り、人間と核との問題を考える際の根元的な視座を浮彫りにする。

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  • 震災トラウマと復興ストレス
    4.9
    未曽有の災害が刻んだ心の傷(トラウマ)は、時とともに思わぬストレスや人間関係のトラブルとして表れる。なぜ生き延びた被災者が罪の意識に苦しみ、支援者が燃え尽き、遠くにいる人までが無力感にとらわれるのか。震災のトラウマが及ぼす複雑な影響を理解し、向き合い、支え合うための一冊。

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  • 大災害と子どもの心 どう向き合い支えるか
    4.3
    教師やカウンセラー、保護者は災害・事故後の子どもの心をどう支えるべきか。著者はこれまで、阪神淡路大震災やインド洋大津波、四川大地震などの現場で活動し、東日本大震災後、岩手県教育委員会のスーパーバイザーとしてケアシステムの構築を行っている。授業例も含め、ストレスやトラウマへの対処法を実践的に教える。

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  • 原発は火力より高い
    3.5
    原発を再稼働させるための理由として、燃料費高騰による火力発電の高コストがしばしば挙げられる。しかし、原発は本当に火力よりも安いのか。政府や電力会社が発表している「公式」の数字を使ってシミュレーションをし、その論理が成り立たないことを明らかにする。原発の不良債権処理を進めるための議論の土台を提供する。

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  • フォト・ルポルタージュ 福島 原発震災のまち
    4.8
    収束の兆しが見えない福島原発事故。数々の紛争地を取材してきた著者は、震災直後から福島に入り取材を重ねる。生活の痕跡を残しながらも人影の消えたまち、放射能汚染や行政の対応に翻弄される住民たち、作業員の語る原発労働の内実……。被災者たちの生の声とともに、原発震災下の実態をカラー写真とルポで描き出す。

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  • フォト・ルポルタージュ 福島 「復興」に奪われる村
    5.0
    原発事故で人・地域が負った傷を回復させるはずの「復興」。しかし、その名のもとに、放射能汚染の実態や加害の責任が隠蔽されようとしている。避難区域の解除と帰還推進一辺倒の政策で、住民たちは岐路に立たされている。原発事故直後から現地を取材し続ける著者が、カラー写真とともに住民らの声を伝える好評シリーズ第3弾。

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  • フォト・ルポルタージュ 福島を生きる人びと
    4.0
    自民党政権が復活し、原発推進の動きが息を吹き返している。しかし、福島原発事故は未だ収束の目途もなく、その傷跡による人々の苦しみは続く。被曝への不安、過酷な避難生活、仕事や暮らしを奪われ命を絶つ人――。震災直後から取材を続ける著者が、住民たちの声とともに、福島の現実をカラー写真とルポで鋭く描き出す。

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  • 問いかけとしての戦後日本と日米同盟
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    冷戦の終焉から20年が経過した今も、日本人の多くは冷戦型世界観と思考様式に呪縛され、その先に歩み出せずにいる。「アメリカを通じてしか世界を見ない」習性からいかに脱却し、世界の現実と向き合うのか。自らの生きた戦後日本を徹底的に問い直す思索を通じて、あるべき時代の構想を提起する、『世界』好評連載の第3弾。

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  • 脱9.11への視座
    4.0
    1巻2,310円 (税込)
    「戦後レジームからの脱却」が腰砕けになっている間に、世界では脱9。11を見据えたユーラシア・ダイナミズムの新たな潮流が始まっている。新たな船出の時を迎えるいま、政界からも財界からも、発言の確かさで最も注目を集める著者が、日本の立ち位置を確認し、航海のヒントを送る。『世界』に連載中の好評エッセイ第2弾!

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  • 正気の時代のために
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    日本人の「脳力」は劣化していないか?「イラク戦争」に狂奔する時代だからこそ、事象の変転に幻惑されず本質を見抜き、新しい時代を切りひらくまっとうな力が試されている。そのためのヒントがぎっしりつまった時評エッセイ。東西の世界情勢から古今の歴史・文化まで、豊富な話題を通して見えてくる日本の自画像。

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  • リベラル再生の基軸
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    この国が簡単に「国家主義への誘惑」に吸い込まれ、「近隣アジアとの次元の低い確執」に追い込まれる理由は何なのか。ナショナリズムに新自由主義が相乗りした「一億総保守化」状態に陥った日本において、大震災以後の不安と日米同盟の固定観念に抗いながら、戦後民主主義を再考し、「リベラル」の本質的価値を論じる。『世界』好評連載の第四弾。

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  • ひとはなぜ戦争をするのか
    -
    1巻2,750円 (税込)
    イギリスのEU離脱、トランプ米大統領登場に世界が揺れる中、大義なき解散と選挙に翻弄される日本。ポピュリズムという世界潮流、止まないマネーゲームの狂奔、没落の恐怖におびえる中間層の右傾化など、内外情勢の退嬰に、我々はどう正対すべきか。歴史に向き合い、民主主義による資本主義改革を提言する。『世界』好評連載の第五弾。

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  • 子規紀行文集
    -
    26歳の子規(1867-1902)は、芭蕉の旅の跡を辿る東北巡行を決行、「はて知らずの記」を残した。子規は各地を旅している。発病後も、軽症の内は、自分を奮い立たせるように旅を続けている。句、歌を織り込みながら、旅先での風物、人との出会いを様々に描き分けている。子規の紀行文には、俳句革新の覇気に満ちた青年文学者の颯然たる気概をよく伝える。代表的な紀行文8篇を収録。詳細な注解を付した。※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

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  • 風の又三郎
    4.3
    岩手のみずからのドリームランドとした賢治の童話集。表題作のほか「雪渡り」「よだかの星」「祭りの晩」「セロ弾きのゴーシュ」など、郷土色豊かな作品を中心に10編を収める。[解説 佐藤通雄]

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  • ストライカーを科学する サッカーは南米に学べ!
    3.0
    決定力不足――。日本サッカーの永遠の課題を正面から論じた待望の1冊。南米サッカーに精通した著者が、現役ウルグアイ代表などトップクラスの南米選手や代表監督への取材をもとにスキルやメンタル、コンディショニングなど、ストライカーの条件や育成方法を科学的に分析。世界に勝つための日本サッカー強化の方策を提言する。

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  • ひとりで、考える 哲学する習慣を
    4.0
    二〇二〇年の教育改革を目前にひかえ、今、教育現場では大きな変化が起きています。「アクティブラーニング」「主体的な学び」「探究的な学習」などに代表されるように、自分で「考える」ことがますます重視されるようになります。では、「考える」とはどういうことなのでしょうか? フランスの事例などを紹介しながら、「考える」について考えます。

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  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方
    3.7
    地球上の資源は無限にあるわけではありません。今を生きる私たちは、限りある資源を偏りなくいかに分配するかということが問われています。「効率」「衡平」「公平」という考え方をカギに、人の福祉にとって望ましい社会のルール、経済システムのあり方について論じます。

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  • さとやま 〈知の航海〉シリーズ 生物多様性と生態系模様
    3.8
    ヒトによる適度で多様な自然の利用と管理によって維持され、多様な生きものたちを育んできた豊かな「さとやま」。なぜいま消滅の危機にさられているのでしょう。古代遺跡や万葉集をたどりながら人類誕生からその成立の過程を考え、再生の試みを紹介。さとやまの現在・過去・未来を描きます。

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  • アメリカ大統領選
    4.0
    四年に一度の政治のリニューアル。最古のデモクラシーであるアメリカ大統領選のイロハから、活力漲る予備選・本選での現場ルポ、二極化する現代社会の縮図としての大統領選の闇までを描く。トランプ大統領の再選を占う選挙を控え、第一線の著者たちがその見どころを示す。

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  • 答えは本の中に隠れている
    4.3
    「毎日、楽しく生きたい!」「好きなことだけしたい!」のに、友達や恋愛、部活のこと、進路や将来のこと等々、悩みや迷いが尽きない中学・高校時代。そんな人たちに、「人生の回答書」を授けます。学校現場や、相談窓口で10代に寄り添う12人が紹介する本には、答えだけでなく希望や生きる上でのヒントもいっぱいです!

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  • 三島由紀夫 悲劇への欲動
    3.8
    「悲劇的なもの」への憧憬と渇仰。それは三島由紀夫にとって存在の深部から湧出する抑えがたい欲動であった。自己を衝き動かす「前意味論的欲動」は、彼の文学を研ぎ澄ませ昇華させると同時に、彼自身を血と死へ接近させてゆく。衝撃的な自決から半世紀。身を挺して生涯を完結させた作家の精神と作品の深奥に分け入る評伝。

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  • 20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代
    3.7
    工業化と大衆社会化を迎えるなかで、格差や貧困といった新しい問題に直面した20世紀のアメリカは、ニューディールに象徴される社会的な福祉国家へと変貌していく。しかしそれは同時に、二つの世界大戦を経て帝国化していく道でもあった。そしてベトナム戦争とニクソンショックにより冷戦が変化を迎える70年代までを描く。

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  • 10代の憲法な毎日
    3.5
    校則と個人の自由、10代の結婚、生徒会や部活動でのトラブル等。高校生活でおこる出来事を憲法にてらして高校生達が大考察。〝憲法の伝道師〟伊藤先生の指南のもと見えてきたのは、一人一人の自由や権利を守るために憲法があり、その精神を持ってあらゆるルールを運用する必要性。憲法を生活にいかす方法を具体的に学べる一冊。

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  • 英語独習法
    3.7
    英語の達人をめざすなら、類義語との違い、構文や文脈、共起語などの知識に支えられた高い語彙力が不可欠だ。記憶や学習のしくみを考えれば、多読や多聴は語彙力向上には向かない。語彙全体をシステムとして考え、日本語と英語の違いを自分で探究するのが合理的な勉強法なのだ。オンラインのコーパスや辞書を利用する実践的方法を紹介。

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  • アニメーション、折りにふれて
    4.3
    多くの人に惜しまれつつ二〇一八年にこの世を去ったアニメーション監督・高畑勲。『太陽の王子ホルスの大冒険』から『かぐや姫の物語』にいたるまでの自らの仕事や、影響を受けた人々や作品、苦楽をともにした仲間たちについて縦横に語り、綴ったエッセイをまとめる。巨匠の人間像に幅広く迫る生前最後のエッセイ集。(解説=片渕須直)

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  • 中学生になったら
    3.8
    心身の成長著しい中学時代は、大人になるための土台づくりの時期であると同時に、勉強や進路、部活動や友達との関係に悩む日々でもある。そんな彼らの日常に寄り添い、時に励ましながら、充実した三年間を送る方法を具体的にアドバイスする。自ら考え、判断し、行動する力を身につけたい中学生に最適。悩み相談のページも付す。

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  • ハンドブック 子どもの権利条約
    3.0
    「全世界の子どものための大憲章」ともいうべきこの条約が日本で発効してから2年。史上最も多くの国が批准し、画期的意義をもつこの国際条約を、日本の現状の中でどう読み、権利の確立に向けてどう生かしていくべきか。条約の内容と精神を条文ごとにやさしく解説、1冊でまるごとわかる便利なハンドブック。正文とその対訳付。

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  • きみのまちに未来はあるか? 「根っこ」から地域をつくる
    3.3
    地域づくりに必要なものは何だろう? 今、もともとある美しい自然やまちなみ、伝統、文化、コミュニティを、住民自身が宝物=「根っこ」と自覚し、開発や観光地化ではない方法で活かそうとする動きが増えている。金沢、水俣など、「根っこ」を育て、活かして地域づくりを進める事例をもとに、未来へ続く地域の在り方を提案する。

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  • 陸海の交錯 明朝の興亡
    3.9
    1巻1,056円 (税込)
    中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克――明の時代とは、このような混沌とした状況に対する解答であった。第四巻は、一四世紀の元末から清が台頭する一七世紀まで、三〇〇年にわたる明の興亡を描く。中国社会の多元性・多様性に対して、一元化・画一化の力学がどのように働いたのか、その顛末がここにある。

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  • 藤原定家 『明月記』の世界
    4.2
    『新古今和歌集』や『小倉百人一首』の選者として知られる歌人藤原定家は、果たしてどのような日常を送っていたのか。青年期から生涯にわたって綴られた日記『明月記』を詳細に読み解くことで、宮廷での公務の心労、人間関係の軋轢、家長としての重圧と苦悩、息子たちへの思い、など、生身の定家の姿を浮かび上がらせる。

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  • 実践 自分で調べる技術
    3.8
    本の見つけ方。ネット検索の極意。現場で調査。値を測定。そして人の声を聴く。専門家でないからこそできる「調査のデザイン」により、これらを縦横無尽に組み立てながら、統計や分析で調べていく方法を具体的に解説。ロングセラー『自分で調べる技術』に科学的な視点を加えて新たに書き下ろす。「知的生産の技術」への一歩。

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  • エラスムス=トマス・モア往復書簡
    -
    「ユマニストの王者」として君臨したエラスムス。ヘンリー八世の統治下で大逆罪に問われて刑死したトマス・モア。その固い友情が、のちに伝説化されるまでになった二人の往復書簡全五〇通に、一六世紀ヨーロッパにおける知識人たちの知的活動、政局、文化交流の様子を読む。宗教改革の舞台裏を赤裸に語る資料としても貴重。

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  • 新・韓国現代史
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    日本の植民地支配から解放されて七〇年。分断、戦争、独裁、軍事政権、民主化運動、経済破綻……盧武鉉から李明博を経て朴槿恵政権へと移り変わる中で激しい変化をとげる韓国。いったいどこへ向かおうとしているのだろうか。日韓関係はどうなるのか。近年の動向を反映した、グローバル時代の新たな通史。

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  • 大隈重信自叙伝
    -
    日本の近代化を推進した大隈重信(1838―1922)の回顧談から自伝的な記述を編集・収録。生い立ち、幕末佐賀藩における少壮時代、空理空論を排して「活学」を志向した青年期、新政府での活躍、征韓論政変、政界からの引退と復帰、東京専門学校と立憲改進党の創設などの回顧から、当時の混沌とした政情と、政策決定の裏面が浮かび上がる。

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  • いのちのもとはどこにある 遺伝子と発生の話
    -
    「いのちって、からだのどこかにあるの? 見られるの? さわれるの?」さあ、からだワールドも、いよいよ最後の6番館。この館では、生命の不思議について学びます。道案内は、ちょっときびしくて、なぜか大阪弁のシュワン博士。さてさて、ウム、シン、トウルの3人組は無事に卒業できるのでしょうか?

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