ハックルベリー・フィンの冒険 上

ハックルベリー・フィンの冒険 上

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

洋々たるミシシッピーの流れに乗って筏の旅を続ける浮浪児ハックと逃亡奴隷ジム。流域の町や村で二人が出会う冒険の数々。辺境時代のアメリカで、何ものにも捉われずに生きようとする少年と、必死に自由の境涯を求める黒人の姿に作者のヒューマニズムが脈打つ。「現代アメリカ文学の源泉」と言われた傑作。初版挿絵を収録。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    ハックルベリー・フィンの冒険
  • タイトルID
    :
    526844
  • ページ数
    :
    278ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年06月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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  • ハックルベリー・フィンの冒険 上
    858円 (税込)
    洋々たるミシシッピーの流れに乗って筏の旅を続ける浮浪児ハックと逃亡奴隷ジム。流域の町や村で二人が出会う冒険の数々。辺境時代のアメリカで、何ものにも捉われずに生きようとする少年と、必死に自由の境涯を求める黒人の姿に作者のヒューマニズムが脈打つ。「現代アメリカ文学の源泉」と言われた傑作。初版挿絵を収録。
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下
    858円 (税込)
    洋々たるミシシッピーの流れに乗って筏の旅を続ける浮浪児ハックと逃亡奴隷ジム。流域の町や村で二人が出会う冒険の数々。辺境時代のアメリカで、何ものにも捉われずに生きようとする少年と、必死に自由の境涯を求める黒人の姿に作者のヒューマニズムが脈打つ。「現代アメリカ文学の源泉」と言われた傑作。初版挿絵を収録。

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ハックルベリー・フィンの冒険 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1977年発行なので、発行されてから半世紀たった本である。薄い本であるが、岩波文庫では上下2巻になっていて挿絵もある。100分で名著で取り上げられた本である。少年向きの本では読んだ記憶があるがはるか昔のことなので忘れてしまった。あるいは英語学習のために簡易版でも読んでいたと思う。ハックとジムの逃亡ストーリーである。この小説が人気があるのは英雄譚ではないことである。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    昔のアメリカ社会がよくわかり、昔の人は容赦ない発想が多いと思いました。ハックが物語を進んでくうちに成長するのが伝わります!

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    行き帰りの新幹線の中で読んだ。今ごろかよという心の声は無視することにして、アメリカ文学の金字塔と言われるだけのことはあるというのが正直な感想。詳細は後日。

    「嘘の祈りだから叶わないのだ」。

    0
    2018年10月10日

    Posted by ブクログ

     面白い、なんてものではない。マークトウェインすげー!であります。

     30年ぐらい前に父が読み聞かせしてくれた本の一つ。内容は忘れたけれどトム・ソーヤよりも面白かったという記憶ははっきり持っています。今回子供たちへの読み聞かせに取り寄せてみたら、分厚くて字が小さくてびっくりしました。先に再読したトム・ソーヤの冒険ではトムが利発でハックのそういうところは目立たないこともあり、こちらはもっと牧歌的だったかと少し勘違いしていましたが、とんでもない!アウトドア的なサバイバルに社会的なサバイバルの要素も加わりぎりぎりの物語です。
     物語の構造としてはロードムービーです(。まだ下巻末まで読んでませんので、少なくとも下巻始めまでは)。ハックと逃亡奴隷のジムが筏でミッシシッピー川を下りながら様々な人や事件に遭遇します。たぶんどのエピソードも完全な創作というより、似たようなことがマークトウェインの身辺で実際にあったんだろうと思いながら読みました。家が流れてきて中に死体がころがっていたとか、うまいこと言って金を集めるペテン師とか、殺し合いをしてる二つの家系とかきっとこの頃にはあったんだろうなと思います。子供たちにとっては、いや僕にとっても人種差別や奴隷制度やリンチやペテンが驚きでした。現代はもはやオバマ大統領の時代ですからね。(世界にまだ人種差別が残っていることは子供に伝えておきました。)
     文体はハックの語りなので崩れた口語だし、ユーモアや冒険が物語を牽引するので、読んでみるととても読みやすいです。子供たちも難なくついてこられます。しかし、マークトウェインは「トム・ソーヤの冒険」よりも真面目に書いてるという印象を僕は持ちました。トム・ソーヤではごてごてしたレトリックが利いていました。こちらはハックの語りで、基本的に必死で生き延びてるところがあるのでそんな贅沢なおふざけの余裕も趣味もありません。ハックには本人が大真面目だからこそのユーモアがあります。
     本書の何がすごいかと言うと、1885年に初版が出たという超古典なのに、訳だって40年前なのに、古すぎてわからないとか楽しめないという部分がほとんどないということです。シェイクスピアと聖書の引用だけぴんと来ませんでしたが、それだって古いからというより僕に教養があれば楽しめるはずのところですからね。訳も古すぎたり不自然ということはありません。よその古い名作の中にはこれは訳し直した方がよいのでは、というものもありますが、本書は全然大丈夫です。

    「
    PERSONS attempting to find a motive in this narrative will be prosecuted; persons attempting to find a moral in it will be banished; persons attempting to find a plot in it will be shot.
    この物語に主題を見出さんとする者は告訴さるべし。そこに教訓を見出さんとする者は追放さるべし。そこに筋書を見出さんとする者は射殺さるべし
    」
    と前書きにあります。本書の良いところは、主題や教訓や筋書を意図して作られた作り物ではないというところにあるんでしょうか。

    0
    2015年05月12日

    Posted by ブクログ

     齊藤ジョニーというミュージシャンがいる。彼のファーストアルバムの1曲目が「ハックルベリー」というタイトルで、これを聴いていたら無性に読みたくなった。歌詞の中に「世界のすべてが君の恋人だった」というフレーズが出てくる。この本を読んだ人なら、みんなハックのことが好きになる。だからこの歌詞に共感し、グッときたのであった。

    <ハックは宇宙的存在>
     この本の素晴らしさは、ハックルベリー・フィンのキャラクターの描かれ方にある。何ものにも染まっていない純粋無垢なものの見方、善悪のジャッジさえも意味をもたない透き通った心は、仏教的に言えば仏陀の境地であり、空がそこにある。目の前に現れるものをただありのままに見て、そのまますべてを受け止める。心が揺れ動き葛藤する場面もあるにはあるが、自分の利益や虚栄のためではない。彼の葛藤は周囲の人を思うことやキリスト教の教えからくるものであり、そこには微塵のエゴもない。読者がハックを好きになるのは、人間が誰しも生まれる前は親しみがあった、全一性や慈悲、すべてを愛することなどを、彼が従えているからだ。

    <ハックの感受性>
     とても素直なハック。章をひかえ忘れたが、「悲しみにくれる黒っぽい服を着た女性のクレヨン画ばかりを描いていたエミリンという娘が15歳で亡くなった」という話を聞いたときの心の声(引用参照P187)が印象的だ。死を良いものでも悪いものでもなく、ニュートラルに扱っている。
     さらにこの物語ではミシシッピ川の描写の美しさが評価されることが多い。訳者の西田実さんもあとがきで触れているが、最も素晴らしいのは第十九章の頭のところ。夜中から夜明けまで筏で川を下っているハックが、見ている風景を描写したものだ。その前の第十八章の最後で、おそらく多くの人がいちばん心を捕まれるハックのかっこいいセリフ(引用参照P212)を読んだ後だから、その描写により一層引き込まれてしまう。

    下巻は物語が急展開し、オモシロおかしく読める良さがあるわけが、私はハックのまなざしが繊細に詳しく描かれる上巻が好きだ。

    0
    2012年12月01日

    Posted by ブクログ

    実はこの本とトム・ソーヤの冒険は原作を読もうと高校のとき購入し、最初の数行で挫折した辛い記憶があります… 南部訛りの英文なんて高校生には分からないって… しかも出版されたのは1885年。そりゃあ辛いものがありますよね。日本語で読むのは楽だなあ〜 なんてニコニコしながら読みました。

    面白かったです。当時の南部の状況も興味深いし出来事が又面白い。正直ハックの置かれた状況は面白いだけで済まされない状況ですがこの精神と肉体の強さはすごいなあ。昔は物が無いから応用力がつくのでしょうか。物事を打開する力だと思います。強かに、そしてまっすぐに(純粋、と言う意味ではなく)生きている。生きる力、と言う事だと思うのですがとても惹きつけられました。いまだに読み継がれているということがこの作品の魅力を十二分に語っているのだと思います。

    面白かったです。
    まあそれにしてもろくでもない大人がテンコ盛り。昔も今も怠け者とかろくでなしの人種は一定量存在したんだなあ〜、うん。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    「トムソーヤの冒険」で有名な作家の「トム..」の続編的な作品でトムの仲間の一人ハックが主人公の冒険物語。

    アメリカ南部が舞台で、暴力的な飲んだくれの親父から逃げる様に、筏での旅に出る。途中出会った逃亡奴隷である黒人のジムも加わり物語は進んでいく。
     
    奴隷制が残るアメリカ南部(特にミシシッピ川)の
    人、自然の描写が細やかで、人柄や景色がありありと浮かんでくる。

    人への気配りが出来、聖人の様な心の優しいジムと話し方はがさつだけれども、良心を持ち1本筋の通ったハックのやりとりが物語のキモ。

    大人の汚さを知り、ある意味それを達観しているジムは、大人の扱い方は心得ていて、物語後半で登場するトムとは思考面で対比をなしていて、そのコントラストが面白い。

    結果よりも物事の過程をおもしろくする事に全力を注ぎ込む理想主義的なトム、現実的に一番効果的な方法で旅の困難を対処していく現実主義的なハック。

    ハックが所々で発するセリフに世の中の無常さ
    を感じ、思わずハッとしてしまう。大人にこそ読んで欲しい一作

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    アルコール依存で浮浪者な父を持つ主人公ハックが父の暴力に身の危険を感じ逃げ出すところから冒険が始まった。
    筏でミシシッピ川を下っていく中で、黒人奴隷だったジムと再会し一緒に旅を続けていく。途中様々な人との出会いがあり、いくつ命があっても足りないようなスリリングな展開が繰り広げられていく。ユーモラスでもあり、所々笑える。当時のアメリカ社会が垣間見えて興味深い。

    ハックの並外れた適応力や、虐待や苦難を受けながらも擦れていない心、当時の常識ではなく自分の良心に従って物事を考える洞察力、生き抜く力がかっこいい。
    ジムもジムで、奥さんも子どもたちもそれぞれ奴隷にされバラバラになっている状況でも、人を信じる心や優しさを失うことなくどこまでも前向きで、2人のキャラクターがとても良い。
    そんなジムとハックだからこそ、人種や身分の垣根を越えて友情を育むことができたのだろう。

    心に残った言葉
    「それからあとは、いつでもそのときにいちばん楽なほうを選ぶことにした」
    「おかれた場所で最善をつくす」
    「筏の上でなにより大切なのは、みんなが満足していて、ほかの人には正直で親切でいること」
    「父ちゃんから学んだことなんてなにひとつなかったと思うけど、とうちゃんと似たような連中とつきあうには、好きにやらせておくのがいちばんだってことだけは教わった」


    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    ハックの巧妙な機転と嘘もいいが、私はジムの親切心と良心をいいなと思い又憧れる。

    流れる筏によって色んな人々に会い、トラブルに見舞われる。
    筏が破壊されたり、ロミジュリのような展開にあったり、短編集のようで読み応えがある。

    旅は道連れ、冒険する時は絶対相棒を連れていくことにした。

    0
    2024年06月22日

    Posted by ブクログ

    【ハックルベリー・フィンの冒険 上・下】
    マーク・トウェイン作、西田実訳、岩波文庫、1977年

    面白かった。

    「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の主人公ホールデンが「20世紀のハックルベリー・フィン」と呼ばれると知って、初めてちゃんと読んでみたが、面白かった。

    作者マーク・トウェインは1835年生まれで、日本で言えば「幕末明治の時代」に生きた人。

    日本で若い志士たちが「黒船襲来」「尊皇攘夷」と立ちまわっていた時代のアメリカで、トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンといった少年たちが見る社会と自然を余すことなく描いた作家。

    本書は浮浪児で自然を愛する主人公ハックフィンは暴力的で怠惰な父親から逃げ、逃亡黒人奴隷のジムと共にミシシッピ川を筏で冒険をする、という話。

    刊行は1855年。6年後に奴隷制度の是非をめぐりのアメリカでは南北戦争が起きる。

    アーネスト・ヘミングウェイが以下のように書いている。
    ーー
    あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する。……すべてのアメリカの作家が、この作品に由来する。この作品以前に、アメリカ文学とアメリカの作家は存在しなかった。この作品以降に、これに匹敵する作品は存在しない。
    ーー

    読み終えたときに、子どもの時にみた映画「スタンド・バイ・ミー」を思い出したのも、そんなに外れていない気がする。(死体が鍵だったり)

    そして、「翻訳夜話2 サリンジャー戦記」で柴田元幸が、「ハックはまだ下半身が目覚めていない。ホールデンは目覚めかけていてそれをすごく怖がっている。そこの違いは大きいですね。」と語っているのも1776年に独立したアメリカをなにか象徴する気がした。

    2017年の今年は、
    Change! を唱えた初の黒人大統領に代わり
    Make America Great Again! をスローガンにする70歳の実業家が国民により大統領に選ばれた。

    #優読書

    0
    2019年01月07日

ハックルベリー・フィンの冒険 上 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    ハックルベリー・フィンの冒険
  • タイトルID
    :
    526844
  • ページ数
    :
    278ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年06月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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