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ナポレオン一世により本質的な変貌をとげた戦争形態たる国民戦争を精密に分析して、近代戦争の特質を明らかにした戦争哲学である。なお、戦史の理論的問題に正しい視点を提示し、戦争と政治・戦争の原型・戦争の本性を明らかにする。軍事専門家のみならず、エンゲルス、レーニンなどにも多くの影響を与えた。
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Posted by ブクログ
内容ではなく、翻訳に関して。 読みにくい、とのコメントが幾つかありますが、個人的には、格調、勢い、味わいのある名訳だと思います。同じ訳者によるカントの諸作の訳文と同様です。 最近出版された「全訳 戦争論(上・下)」(加藤秀治郎訳、日本経済新聞出版)…「画期的な新訳」「平明な日本語」「既存の翻訳に比...続きを読むべて格段に読みやすい訳文」という謳い文句、「日本クラウゼヴィッツ学会理事」という訳者の肩書につられ、最初はこちらを買って読み始めたものの、無味乾燥な文章で読み進めるのが苦痛になり、岩波文庫版に切り替えて、正解でした。 日本経済新聞社版では、通読性を損なわないように別註は省き、文中カッコで最低限の補足を付けるに留めた、ということですが、文脈上、自明の連関までいちいちご丁寧にカッコで補足されるので、かえって通読のリズムを崩されます。こちらの版は何かとお薦めできないです。
読みにくさから、長年放置していたのだが、訳者あとがきを読んで、原文が元々難解であり、そのため逐語訳では表現できない部分が多くに渡るため、訳に苦労した旨の記述があった。少々古い翻訳で当用漢字に無いような漢字も使用されているが、読めないほどの頻度ではない。苦労するようならレクラム版を先に読んだ方が良いだ...続きを読むろう。
読みづらいが、内容は興味深い。「戦術的に戦力の逐次投入はあり得るが、戦略上の戦力の逐次投入はあり得ない。」慧眼。
「戦争論」 クラウゼヴィッツ 「名著で学ぶ戦争論」を読んだ影響で読んでみようと。 クラウゼヴィッツの「戦争論」は 避けては通れない書物であるみたいなので、 上中下、全3巻1320ページを紐解くことにした。 「現代サラリーマンが読んで意味がある著書なのだろうか」 答えは否。 逆に1832年...続きを読むに出版された戦争に関する書物だから。 これは自明なんだけども。 それはともかくとしても。 何より読みにくい。 もともとこちらとしても実用書として挑んでいるワケではないので、 ある程度覚悟していたつもりだが「これほど」とは。 何故こんなに読みにくいのか。 理由としては、文章の一文一文を理解するのに、 著者の意図する総体を分かっていないと分かりづらいためだ。 正直、読んでいて苦痛。修行に近い。 何より、読んでも何一つとして現代サラリーマンの 自分に利するところが何もないというのが追い打ちをかける。 と、この点に関して言えば発想の転換によって、 大きく意味合いが違ってくる。 本書は現実的に可能な限り高次な視点で戦争を通観している。 いわば将軍の目線だ。 (ナポレオン・フリードリヒ大王etc) 一介のサラリーマンブ無勢が そんな高度な目線に立ち会えるとは。ありがたい。 そんな気概をもって読まなければならない。 そう言った意味でいうならば、 時空と地位を飛び越えた書物といえる。 「戦場のetc」 上中下と分けられた本書において、 上巻は主に「全編に対する心構えをつくる」パートという印象を受ける。 対して中巻からは具体的に「本戦」「行軍」「要塞」「山地防御」「河川防御」 など、急に具体的な事項が書かれ始めて面食らう。 中でも印象に残った章といえば「退却」に触れた章だ。 敵軍敗戦後の退却に対して、 追撃を敢行することではじめて大きな戦果を出すことが出来るなど、 目からうろこ、どころかはじめて習う論法が妙に印象に残る。 NHKドラマ「坂の上の雲」で日清戦争中に阿部寛が演じる秋山好古が 「退却戦こそ難しいんじゃ」と言っていたシーンがよみがえった。 「中道へと転がりがちな分野における信念について」 現代サラリーマンが読んで意味があるのか。という問いに対して、 将軍目線で味わえるという、いわば屁理屈のような回答を出してみたが、 最後にもう一つ。本書に対して美徳を感じた点がある。 様々な要因が入り混じるために、 いくつもの誤った説がはびこる「戦争」という事象について、 再度、公正な立場で、論理的で体系的に語ろうとした点である。 門外漢の自分としても、この試みが途方もない作業であることが分かる。 現に本書の大部分のページがもっぱら 「誤った説を修正する」ことに割かれているからだ。 「戦争」という特異な分野であるものの、 この膨大なページに渡って語られる著者の気概が感じられ、 信念を持つことに対する勇気をもらえるような気がした。
戦略うんぬんより兵数の多い方が、攻めより守った方が、強い、というなんとも夢のない、というか現実的な、戦争論。核の出現やら、兵器の遠隔操作が可能になった現在では、全く役に立たないだろう戦略が書かれています。
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