日本美の再発見 増補改訳版

日本美の再発見 増補改訳版

桂離宮をはじめ、伊勢神宮、飛騨白川の農家および秋田の民家などの美は、ドイツの建築家タウトによって「再発見」された。彼は、ナチスを逃れて滞在した日本で、はからずもそれらの日本建築に「最大の単純の中の最大の芸術」の典型を見いだしたのであった。日本建築に接して驚嘆し、それを通して日本文化の深奥に遊んだ魂の記録。

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日本美の再発見 増補改訳版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年05月19日

    今年は桂離宮に行く!

    高松の達磨寺と洗心亭は訪れました。あのこじんまりとした家屋から見下ろした高松の街を想像しながら、家屋のわきにある石碑に刻まれたich liebe die Japaneche Cultureの言葉の意味を思いました。

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    Posted by ブクログ 2022年11月01日

    感想
    刹那と永遠。消えゆく美を固定し体現する建築。一見矛盾する要素を呑み込む。本で知識を得た後は実際に足を運んでみたい。まずは近所の神社から。

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    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    やはり岩波新書はいい仕事する。
    明治時代、ネットはもちろん、交通の便は今よりもはるかに劣り、カメラも手軽に使えない時代、ヨーロッパからはるか離れた日本を訪れ、日本の美しさを素晴らしい文書で残してくれている。
    ただ感謝しての言葉ってしか浮かばない。、

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    Posted by ブクログ 2017年01月26日

    新潟市は日本中で最悪な都会。
    何ひとつ興味をそそるものがない、街を貫く運河は悪臭粉々、
    しかも全市を通じて住居の出入り口に便所があり恐るべき臭気が漂う。
    こんな家造りではいけいないと、新潟市に「建築家」という職業が「発明」されねばならないと嘆いたブルーノ・タウト。
    あまりの評価にガックリ。
    21世紀...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月06日

    桂離宮がすばらしいものだということがわかった。日光東照宮はいろいろな技術を取り入れているものの、日本本来のものではなく、桂離宮は簡素ではあるが、日本独特の様式を備えている。

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    Posted by ブクログ 2013年03月09日

    建築物が大地と直接決どうしている仕方は、日本建築の美を構成する最も重要な要素の一つであると思う。

    日本人は畳の上に坐るので、その結果、瞑想的な境地を体得し、それが芸術的にきわめて洗練された形で、地面の上に表現されたものに違いない。
    畳の上に坐る文化は欧米と比べても日本の特徴だと思う!

    現代建築の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月11日

    いかもの 確かにそういったものがあふれる世の中になってしまったように感じる。自然とともに生きていくことがやはり大切。
    秋田に対する評価が高いところは嬉しい。

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    Posted by ブクログ 2023年10月13日

    訳者あとがきに拠ると、筆者の論文二篇と日記抄二篇、合計四篇を和訳したものを纏めて1939年に刊行し、その時につけられた邦題が『日本美の再発見』らしい。日記は「飛騨から裏日本へ」と「冬の秋田」、論文は「日本建築の基礎」と「永遠なるもの---桂離宮」。
    そののち、紙型が劣化したため改版するにあたり、あら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月08日

    日光東照宮、ギャル的にはデコ盛り盛りで結構アガると思う キッチュなものが大好きなので

    何も知らないまま坂口安吾の「日本文化私観」を読んでいたので、なぜ安吾が「法隆寺が駐車場になっても構わん」と述べていた理由がわかった

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    Posted by ブクログ 2015年04月19日

    著者は、ナチス政権下のドイツから、日本に亡命した建築家で合理性と美の一致を提唱した人。モダニズムの影響の下、伊勢神宮などシンプルな日本建築を称賛し、日光東照宮などは華美として批判。時代を超えた精神性や美意識をあますところなく述べ、日本の知識人の価値基準に大きな影響を与えた。本書の中ほどでは、著者が旅...続きを読む

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