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Posted by ブクログ 2022年03月26日
一度全て読めば、誰もが驚くだろう。
幼少期の頃に読んだガリバー旅行記のファンタジーな雰囲気とは一転、物語後半に進むにつれて、人間世界への疑問、皮肉、風刺へと変わっていく。
理性的な馬の国で見たものは衝撃的で、フウイヌムがいかに賢明な生き物かが分かる。
人間社会は欲にまみれ、利己的で、暴力が絶えな...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月13日
小人の話と巨人の話は有名で、皆さん子供の頃に読んだかもですよね。その後があるなんて知らず、アニメPsycho-passの槙島聖護がバルニバービの医者の話をした所で、ガリヴァー旅行記本来のユーモアの香りを感じ、自分の好みに合うかも、と思い読んでみました。
実際バルニバービの医者の話を読みたくて読んだ人...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月18日
この旅の物語がこれほど怒りに満ちた物語だったとは。。
子どもの頃に誰もが読んだ小人の国、巨人の国の話は、それぞれ原作の第一篇と第二篇の抜粋に過ぎない。原作は、これでもかというくらい、風刺と皮肉のてんこ盛り。そして、第三編の空中に浮かぶ島国を経て、怒りの頂点は、馬が支配する国を描いた第四篇にやって来る...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月03日
政治・社会、そして人間への鋭い風刺が冴え渡り、私達にスウィフトに対するある種の異常性と恐怖の念を抱かせるのが本著「ガリバー旅行記」です。
ガリバー旅行記といえば、児童書として有名ですが、その実態はそんな生易しいものではなく、人間の負の部分、すなわち傲慢、嫉妬、強欲、虚偽、その他あらゆる悪徳を鮮明に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月20日
前半はなんだか社会の教科書のようで面白くなかった気がする。
ブロンブディナグ(こんな名前だっけ?)の女性の描写がえぐい(笑
スウィフトの面白さがさく裂しだすのは、絵本には出てこないラピュータ以降。なぜか憎まれている音楽と理系。そして馬。ニーチェの愛する馬。
途中までは、主人公ガリバーはよき隣人て...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
ページ量が多くて、読もうか止めようか迷いましたが、読んで正解です。ものすごく楽しめました。
多種多様な登場人物たちですが、思わずこんな人いるいる!といいたくなるような身近な存在に感じられて、とても今から300年近く前に書かれた作品とは思えません。
屁理屈というのは、身に降りかからない限りに...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月05日
フウイヌム(馬)の国。理性と徳をもつ馬の国。凶悪で不快な下等生物ヤフー(人間)。ヤフー(人間)は家畜として飼われている。ヤフー(人間)は、狡く(ずるく)、意地が悪く、陰険で、復讐心に富んだ連中。臆病であるため傲慢で、卑屈で残酷。嘘をつき、ごまかし、騙し、二枚舌を使う悪癖。▼ヤフー(人間)は残酷で忌ま...続きを読む
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