千葉聡の作品一覧
「千葉聡」の「進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語」「愛の終焉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「千葉聡」の「進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語」「愛の終焉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ひょんなことからカタツムリの進化を研究することになった筆者。さまざまな場所で標本を採取しカタツムリの驚くべき進化を明らかにする。「同じ環境に置かれたカタツムリは違う場所でも同じように殻の形を変え進化を遂げる」
本書の中で生物の進化について、大家であるグールドの理論が紹介される。グールドの著作、カンブリア生物爆発について書かれた「ワンダフルライフ」はずいぶん前に読んだ。
また小笠原諸島や北硫黄島の探検行の場面では「鳥類学者だからって鳥が好きだとおもうなよ」の川上和人が登場してくる。
生物種の進化とは、という謎に、カタツムリと鳥類から挑んでいるというのがすこし立体的に見えた。
ま
Posted by ブクログ
探検記を読んでいるかのようなスリル。研究者の人たちのエピソードが面白くて、そのひたむきさがほほえましい。冒険譚に吹き出すほど笑った箇所も少なくなかった。楽しく読んでいるうちに、地味なカタツムリの世界にいつのまにか引き込まれていた。
カタツムリ研究に命をかける学生さんや研究者仲間が次々に登場して、彼らの武勇伝とその結果得られる研究成果が次々と紹介される。素人から見るとたかがカタツムリなのだが、学者にとってはそれは進化研究の貴重な対象なのだ。世間とのそうしたズレが、読んでいて余計に面白い。学生さんや研究者仲間への愛情がひしひしと伝わる。
最後は将来に希望の持てて感動した。
Posted by ブクログ
間違いなく良書であった。科学的というのが絶対に正しいということはない、というのがよく分かった。
科学者自身の価値判断とどうしても無関係ではいられないし、無関係を決め込んで科学絶対主義のようになると優生学のような倫理観を破壊する方向にも傾きうる。
社会学など文系の話と科学って相反する部分もあると思っていたが、結局科学も社会的活動の一つであり、社会の中で科学者が価値観を表明しつつ、常にフィードバックをうけて変わっていくのが良いあり方なのだと理解した。
人間だからどうしても物語で分かろうとしてしまう、というのもとても共感。客観性は難しく、たぶん個人では本当に客観的になれていることなどないのだな、、と