千葉聡の作品一覧

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作品一覧

2023/11/15更新

ユーザーレビュー

  • 招かれた天敵――生物多様性が生んだ夢と罠
    世の中には部屋の中でもアトラクション気分を味わえる本ってのがたくさんありますよね。
    これもそんな本。内容は決して簡単ではないけれど書き手の知識とストーリテラーとしての能力で読ませるんだなぁ。

    まずタイトルからしていい。偶然動植物やコンテナについて来ましたよーではなく、人間が「故意に」「良かれと思っ...続きを読む
  • ダーウィンの呪い
    人類が神という存在を発明したのと同じように進化論は発明だと感じると思います。
    進化の意味には退化も内包することを噛み砕くために、HGウェルズの『タイムマシン』を引用するくだりは最高です。
    進化の意味合いがいつの間にか拡大解釈され、進化と進歩が同一視されていってしまう過程。進化論がやがて優生学と結びつ...続きを読む
  • ダーウィンの呪い
    めちゃくちゃ面白い!
    「進化」を「進歩」と捉えたり,「最も強い者が生き残るのではない。最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは進化できる者である」という現代人が陥りやすい罠についての解説から始まる。
    多くのページを割いているのは,ダーウィニズムから優生思想へとつながる過程と,その時代に生き...続きを読む
  • 招かれた天敵――生物多様性が生んだ夢と罠
    様々な理由で「人間の手によって」世界中を行き来させられてきた生物たち。主に農作物を害虫から守る「生物的防除」をテーマに、移入種たちがどのように広がり、成功を納め、あるいは失敗し、現代に至ったのかをたどる。

    生物たちは自己の遺伝子を地理的に拡散する宿命を帯びています。ですから広がっていくわけですが、...続きを読む
  • 進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語
     思っていた内容とは違ったが、すごく惹き込まれて一日で読み切ってしまった。生物学者や院生の研究活動を描きながら、進化生物学の奥深さ、楽しさを教えてくれるツアーガイドのような本。研究者の苦悩や発見が楽しめるという点で、『生物と無生物のあいだ』、『ネアンデルタール人は私たちと交配した』のような感じ。

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