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無実の人が罪を自白し、犯行内容を語ってしまう、そしてかつての自白を撤回する。体験したものにしかわからないその過程はどういうものか。足利事件、狭山事件、袴田事件(清水事件)、日野町事件を実例に、虚偽自白を見抜き、むしろ、冤罪の温床にもなってきた自白という人証を逆手に取り、無罪を勝ち取る道筋を示す。
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Posted by ブクログ
虚偽自白を読み解く。浜田寿美男先生の著書。無実無罪の人を精神的に追い詰めて虚偽自白させるようなことは絶対にあってはならないこと。虚偽自白や冤罪は人の人生を劇的に変えてしまう。社会全体として虚偽自白や冤罪は決して許さない、虚偽自白や冤罪をさせるような捜査関係者や警察関係者を強く批判するといった姿勢が必...続きを読む要だと思います。
空恐ろしさを禁じ得ない。「証拠なき確信」に囚われた尋問者に取り囲まれ孤立無援となる被疑者の「無力感」はまだしも、有罪となり刑を受ける実感に乏しい無実の人のほうが真犯人よりもかえって自白してしまいやすいという逆説が恐ろしい。 判明した結果のみから事件の真相を帰納する、いわば「リバースエンジニアリング...続きを読む」への加担に、いとも簡単に追い込まれてしまう被疑者たち。本書で挙げられる事例(ただし確定的に冤罪であると認定されている事例ばかりではないが)にとどまらず、例えば2012年に起きた「PC遠隔操作事件」では誤認逮捕された4人中2名が全面自白に落ちている。 「冤罪はこうしてつくられる (小田中總樹・著)」では、「3日あればどんな人間にもやってもいない殺人を自供させられる」と嘯くベテラン刑事のコメントが紹介されている。取り調べの現場に避けがたく織り込まれている「とにかく自白をさせ立件したい」という、取調官らの過剰な「使命感」にのみインセンティブを与えるという公権力の運用を変えない限り、同様の事態は何度でも起こる気がする。何しろ彼らは「うまくいってトントン」という被疑者とは全く逆に、「間違っても失うものは何もない」という絶対的優位をもって彼らに対峙できるのだ。
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浜田寿美男
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