怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

770円 (税込)

3pt

美しい娘の死霊が、燈籠を提げ下駄を鳴らして恋人のもとに通う怪異談。改版。(解説=奥野信太郎/注=横山泰子)

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怪談 牡丹燈籠 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年04月04日

     カランコロン カランコロン

     下駄の音を響かせ旗本の娘の亡霊が愛しい男の元へと通う。
     先導する女中の亡霊の手には牡丹燈籠、ぼんやり光る。


    三遊亭円朝の口演を速記で写した本です。
    読者としては、本を読みながら江戸時代の登場人物像を頭に描くとともに、
    円朝の口演を寄席で聞いているように各登場人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月29日

    これを読んでる最中に、CDで落語の「お富与三郎」と「真景累ヶ淵」を聴いたら、すべてが渾然一体となって訳が分からなくなったけど、楽しかった…。円朝まみれ…。

    もしドラえもんが現れたら、人形町の寄席末広で「牡丹燈籠」が15日間連続口演された明治17年に連れて行ってもらうことに決めた。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    円朝って天才なんだなーと思います。
    漱石が愛したのも道理です。
    初めて口語文体で書かれた本です。文学史的にも重要です。
    もっと円朝の名と牡丹灯篭が有名になって欲しいなぁ。

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    Posted by ブクログ 2022年02月28日

     落語家円朝が幕末1861-1864年頃に、中国の小説などを元ネタとして作った物語で、1884(明治17)年にこれを速記した本が出版されている。話し言葉による物語なので、これはまさに「言文一致」である。
     読んでみると現代文とさほど変わらず、意外に読みやすいし、面白いからどんどん読めてしまう。そして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月02日

    お国が悪人すぎてしびれる。徹底して悪人。
    それにしても、本当にこれを語っていたのだろうか? 追いかけて聞いている人もいたのだろうか? いたんだろうな。すごいな。

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    Posted by ブクログ 2018年11月05日

    作者による口演を速記で読み物にしてある。江戸言葉のリズムがトントンと伝わる。

    牡丹燈籠と言えば幽霊話で有名であり梗概は勿論知っていたが、原作は主従敵の因果話や、勧善懲悪の仇討ち話までてんこ盛りとは知らなかった。人物像をシンプルに描き出し、感情移入させ、ハラハラさせて気を持たせる展開でぐいぐい引き込...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月24日

    立川志の輔さんの「牡丹灯籠」が素晴らしいので、その元ネタとなっているこの本を読むことにした。15日間かけて円朝さんがかたったという大作、見事だと思った。
    志の輔さんの噺を最初に聴いたときに、これは、日本のシェークスピアだと感じた。

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    Posted by ブクログ 2014年11月06日

    千年読書会、2014年10月の課題本でした。。

    落語の名人、三遊亭円朝による創作落語、
    明治時代の時、最新技術であった速記で記録されたもの。

    意外なほどに“怪談”要素は薄く、
    どちらかというと“仇討”が主な要素でしょうか。

    圧巻なのは、劇中の登場人物の多さと、
    彼らの関連性の複雑さ、“奇縁”と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月12日

    真景累ヶ淵に続きまして三遊亭円朝・・・
    これまた怪談噺・・・
    読んでて止まらなくなっちゃうんだなぁ・・・
    古い文章ですから、本来読みにくいんだけど・・・
    これがまたどうもスイスイ読めちゃう・・・
    クセになるなぁ・・・
    たまらんなぁ・・・
    元が落語ってーのもあるし・・・
    ストーリーもやっぱり古くさいん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月03日

    夏だし、怪談でも、と思ったけど怖くないなー。幽霊出てこないもんなー。

    怪談かと思ったら敵討ちもの。うまくいってよかった。
    しっかし、おばけより人間の方がよっぽど怖いわ。
    円朝さんの名演で聴くことが出来たらよかったなぁ。

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