三遊亭円朝の作品一覧

「三遊亭円朝」の「心眼」「粟田口霑笛竹」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

ユーザーレビュー

  • 真景累ケ淵

    Posted by ブクログ

    どこまでも付き纏う執念と、様々なところで繋がる因果が、読んでいて全く飽きなかった。
    そして、これが1人の人間によって書かれたことに驚愕させられた。

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    2021年02月13日
  • 真景累ケ淵

    Posted by ブクログ

    古い落語話と侮ることなかれ。愛憎因縁殺戮の連続で、これを新作落語として連日高座にかけた圓朝何者やねんと思った。人物関係はやや複雑だが、今読んでもそれなりに読める展開の面白さと、ラストに大きな二つの物語が交わる巧妙さがある。

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    2024年01月27日
  • 怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎

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    牡丹灯籠といえば、メジャー怪談の最右翼と言っても良いが、円朝は、それを20年にわたる復讐物語にして、登場人物に奥行きを持たせた。カランコロンと下駄の音…に強い印象を持つ人は、この噺の主題が生きている人間の欲望の強さ、醜さに更に圧倒されるだろう。

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    2022年03月14日
  • 怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎

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    ネタバレ

    ・三遊亭円朝「怪談牡丹灯籠・怪談乳房榎」(角川文庫)は 先の「真景累ヶ淵」に続く角川の円朝第2弾である。こちらの方が有名であらう。特に「牡丹灯籠」は、歌舞伎としてよりも怪談として有名であらう。それに対して、「乳房榎」は歌舞伎として有名であらう。「累」の方は豊志賀の死が歌舞伎として有名であるが、ここだけ独立して演じられる。だからこの芝居全体を知ることはできない。実際問題、「累」があんな筋の作品であつたと知つたのはあれを読んだからであつた。ところが今回の2作、いづれも怪談として知られてゐ る。特に「牡丹灯籠」は例のお札はがしの場で有名で、ここだけで終はつてしまひさうな気もするほどである。しかし、実

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    2018年08月13日
  • 真景累ケ淵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・三遊亭円朝「真景累ケ淵」(角川文庫)を初めて通して読んだ。さすがは累ヶ淵である。累がいくつも出てくる。「真景累ケ淵」といふと、私は歌舞伎の「豊志賀の死」をすぐに思ひ出す。落語ではなく歌舞伎である。この部分は死んだ豊志賀が姿を現すのだから歴とした怪談である。「実に芝居でいたす累とかお岩とかいうような顔つき」(75頁)で化けて出るのである。だから、ここがこの話のクライマックスかと思つてしまふのだが、実は全くさうではない。このことを私は知らなかつた。通しで読んでゐれば疾うに知つてゐたのに、それをしないばかりに大きな誤解をしてゐたのである。豊志賀、実は冒頭で殺された宅悦の娘であり、新吉、実は宅悦を殺

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    2018年07月01日

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