真景累ケ淵

真景累ケ淵

968円 (税込)

4pt

4.0

根津の鍼医宗悦が、貸金の催促から旗本の深見新左衛門に殺された。新左衛門は宗悦の霊と誤り妻を殺害し、非業の死を遂げ家は改易。これが因果の始まりで、新左衛門の長男新五郎と次男新吉を不幸が襲う。新吉は宗悦の娘で富本の師匠の豊志賀と深い仲に。豊志賀は弟子お久と新吉の間を疑い、7人の女房を取り殺すと書き残し死ぬ……続く血族の殺し合いは前世の因縁か呪いのためか。円朝の代表作にして最高峰。解説・小松和彦

...続きを読む

真景累ケ淵 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    どこまでも付き纏う執念と、様々なところで繋がる因果が、読んでいて全く飽きなかった。
    そして、これが1人の人間によって書かれたことに驚愕させられた。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    古い落語話と侮ることなかれ。愛憎因縁殺戮の連続で、これを新作落語として連日高座にかけた圓朝何者やねんと思った。人物関係はやや複雑だが、今読んでもそれなりに読める展開の面白さと、ラストに大きな二つの物語が交わる巧妙さがある。

    0

    Posted by ブクログ 2018年09月15日

    噺として聴くべきものを文字起こししてあるので、少し読みにくいかも。しかし繋がる怨嗟と因縁のすさまじいこと。終幕に向けて畳み掛けるような観音堂であらゆる事実が明らかになるシーンは、是非とも実際に聴いてみたい。
    こんな話が頭の中で生まれるなんて、円朝師匠が落語の神様と呼ばれるのも首肯。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年07月01日

    ・三遊亭円朝「真景累ケ淵」(角川文庫)を初めて通して読んだ。さすがは累ヶ淵である。累がいくつも出てくる。「真景累ケ淵」といふと、私は歌舞伎の「豊志賀の死」をすぐに思ひ出す。落語ではなく歌舞伎である。この部分は死んだ豊志賀が姿を現すのだから歴とした怪談である。「実に芝居でいたす累とかお岩とかいうような...続きを読む

    0

真景累ケ淵 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ソフィア文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

三遊亭円朝 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す