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Posted by ブクログ 2021年01月31日
「オイディプス」「オデュッセイア」を読んだあとに続けて読んでみたところ、アリストテレス先生がまさにこれらの本について「いいかー、ホメロスの叙事詩はここがすごいんだぞー」と、さっき読んだばかりの文章を引用してくれるのがすごく楽しい。表現方法や文章の構成要素だけではなく、作品内のキャラクターが何かを認知...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月22日
アリストテレスの詩学だけ読んだ。
模倣について(この訳では再現とされてる)、まさにプラトンと真逆ともいえる評価をしている。
プラトンは、模倣は、イデア的なものから作られたものを模倣することになるので、イデアからどんどん遠くなっていくものだ、と指摘する。まぁ、それだけでもないのだけど。
アリストテレス...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月12日
「詩」とあるが、叙事詩から悲劇への発展にみられるように、演劇についてのあるべき姿までを射程に入れた文芸論である。
アリストテレスの『詩学』は主に悲劇のあり方や特性について述べた演劇論で、現代の舞台やドラマ作りに携わる人々にも参考になると思われる理論を展開している。
まず、詩や演劇は、行為する人間を...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月24日
『詩学』のみ再読。師匠プラトンがイデアの不完全な複写として排除した芸術という分野をアリストテレスは最大限に肯定。ミメーシス、つまり模倣や再現を人間の自然的な喜びに結び付け「万学の祖」たる彼によって世界最古の文芸評論は誕生する。当時の花形である悲劇の機能について徹底的に解体、芸術的本懐を「おそれとあわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月09日
なぜ詩作というものが生まれるのか。大きな原因は二つあるという。ひとつは人間が何かを再現するという行為を好むため。いまひとつは、人間が学ぶということを楽しむからである。
叙事詩、喜劇、悲劇と詩作の種類は様々であるが、本書では主にすぐれた悲劇はどういったものかであるかについて論じている。
すべての...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月09日
2300年も前のものとは思えない。現代小説のについて言及されたものだとしても決しておかしくない。現代の視点からすれば多少ずれているところはあるにしても、それでもここで述べられていることの大半は現代の小説や評論、詩など多くの文章にそのまま当てはまるんじゃないかと思う。それだけギリシアの文化が完成させれ...続きを読む
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