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Posted by ブクログ 2020年02月16日
プラトン3冊目。いよいよソクラテスの死刑当日。
ある日、横断歩道で信号を待っている時、今一歩踏み出しせば交通事故で一瞬で生から死の状態になるのだと不思議に思ったことがある。しかしこれは自殺行為であり、プラトンによると、我々人間は神の所有物(奴隷)であるため、勝手に死ぬこと(自殺)は裁きを受けること...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月18日
議論はあちこちに行くがシンプルな本である。
死は生よりもよいものである。
ただし、自ら求めてはいけない。死が与えられるのを待たねばならない。
でなければ、現世の神への背信行為となってしまう。
では、いかにして待つのか。
死の準備である哲学によってである。
哲学とは、死すべきものである肉体から、魂...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月26日
本書はプラトンの代表作のひとつで、ソクラテスの刑死の日に、ソクラテスと弟子たちとの間で議論された「魂の不滅」について、その場にいた一人のパイドンが、その日のことについて尋ねてきたピタゴラス派の哲学者のエケクラテスに話をするという形式で進む対話篇です。
紀元前三九九年の春、ソクラテスは謂れのない罪で...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月26日
池田さんが魂を考えるにあたって、いつも語っていたため。
ソクラテスが毒杯を仰ぐちょうどその日。彼は死にゆくことについて最後のことばを紡ぐ。
生と死。当たり前に人間に与えられた、紛うことない事実。そして、それを考えていけば、どうしたって「ある」「ない」という「存在」に辿り着いてしまう。果てのない堂々巡...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月15日
ソクラテス先生 最後の授業の巻。
ソクラテス四大福音書の一つらしい。
死後の魂についての議論だが、
話はこの世界の成り立ち全般に及ぶ。
「人間という存在は魂と肉体により成り立っている」
という古代ギリシア人の考えが前提条件になっているが、
科学の発達により当時より解明が進んだ現在となっては、
「...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月31日
魂は不滅であり、死とは魂の肉体からの解放であるということを、これは一体何段論法なんだ?というぐらい理屈で証明していく、死刑直前のソクラテスを描いたもの。
真理に到達する、善く生きることができる人について、「純粋な思惟それ自体のみを用いて、存在するもののそれぞれについて純粋なそのもの自体を追求しよう...続きを読む
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