中山竜一の作品一覧
「中山竜一」の「万民の法」「法学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中山竜一」の「万民の法」「法学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
途中までは読んだものの長らく積読にしていたため、「内容がよく理解できなくとも、とにかく読む、読んで積読を解消する」ことを目標として読んだ。そのため内容はしっかりとは理解できておらずあやふやであるが、日本への原爆投下や女性の権利、同性婚などについてのロールズの意見が見られたのは収穫であったと感じる(著者はそれを脇道として書いておりメインの話ではないのだが)。個人的には世界(情勢)を見るための指針を期待して読んだが、どいらかといえばそれ(指針)を築くための前提条件の確認であり、望んだものとは異なっていた。いつの日か内容をしっかり理解して読めることを願う。
Posted by ブクログ
法学に関して実践的なアプローチではなく、俯瞰的な視野がほしかったため、ちょうどいい本だった。
法哲学/法社会学というものの存在は知っていたが、こういったことを考えているんだなと思えたことはなにより。規範や平等性に関わる単語としての「正義」を意識することがなかったため、法に抱いているイメージと実際のずれを感じていたが、原因の一端が分かってすっきりした。こういう風な法学の授業を大学の前期で受ける、もしくはこの本に出会っていたら、と少し思ってしまった。
経済政策のような合理性ではなく、社会政策とか平等とか今の私の規範に近い基準で、社会を生きるためのルールとして法が成立しているとも感じられたこともよか
Posted by ブクログ
大阪大学大学院法学研究科教授の中山竜一(1964-)による岩波の「ヒューマニティーズ」シリーズ(全11冊)の法学編。
【構成】
1.法学はどのようにして生まれたか
(1)なぜ法の歴史について学ぶ必要があるのか
(2)西洋法の歴史
2.生きられる空間を創る
-法学はどんな意味で社会の役に立つのか
3.制度知の担い手となる
-法学を学ぶ意味とは何か
4.法学はいかにして新たな現実を創り出すのか
-法学と未来
5.法学を学ぶために何を読むべきか
ふつう法学入門と言えば大学の基礎科目であるような法体系や成文法と不文法の違いからはじまり、憲法、民法、刑法などの実定法