あらすじ
二十世紀最大の法哲学者・政治哲学者ジョン・ロールズの最晩年の主著.『正義論』で打ち出した「公正としての正義」の構想を世界規模に広げ,平和と正義に満ちた「万国民衆の社会」はいかにして実現可能かを追究.正義の戦争は正当化できるか,恵まれた社会はどこまで他国を援助できるのか.「公共的理性の観念・再考」を併載.
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Posted by ブクログ
途中までは読んだものの長らく積読にしていたため、「内容がよく理解できなくとも、とにかく読む、読んで積読を解消する」ことを目標として読んだ。そのため内容はしっかりとは理解できておらずあやふやであるが、日本への原爆投下や女性の権利、同性婚などについてのロールズの意見が見られたのは収穫であったと感じる(著者はそれを脇道として書いておりメインの話ではないのだが)。個人的には世界(情勢)を見るための指針を期待して読んだが、どいらかといえばそれ(指針)を築くための前提条件の確認であり、望んだものとは異なっていた。いつの日か内容をしっかり理解して読めることを願う。