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  • 日米同盟はいかに作られたか 「安保体制」の転換点 1951-1964
    NEW
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    池田勇人政権こそが、日米安保の岐路だった。アメリカから「貢献」「負担」を迫られ日本が応じる―「大国」に脱皮せんとする池田政権が強化し、現在まで日米関係の根底に据えられてきたこの構図の核心に迫る。 安保闘争の余韻が残る中、「大国日本」を志向する池田勇人政権は、日米安保体制の大きな岐路に立っていた。アメリカが「負担」の分担を求め、日本がそれを受け入れるという今日に至る構図を決定づけた外交プロセスとはいかなるものか。歴代首相と、外相・外務省の意図と動向、そして「天皇外交」の実相……。外交文書を緻密に読み込み、解明する! 【目次】 はじめに 第1章 「独立」の希求と日米安保体制 一九五〇年代 第1節 日米安保体制の形成 1 日米安保条約の調印と日本再軍備 2 警察予備隊から保安隊へ 3 自衛隊創設への道 第2節 安保改定の実現 1 鳩山一郎政権の挫折 2 安保改定に向けて 3 安保改定とその意義 第2章 日米「イコール・パートナーシップ」の形成 第1節 池田勇人政権の成立 1 池田政権の「新政策」 2 総選挙と日米関係の修復 第2節 池田=ケネディ会談の成果 1 ケネディ政権の対日政策 2 池田=ケネディ会談 3 「イコール・パートナーシップ」の演出 第3節 アメリカの「主要同盟国」へ 高まる日本への期待 1 池田政権の米欧日「三本柱」論 2 アメリカの期待と不満 第3章 防衛問題をめぐる日米関係 第1節 池田政権の防衛政策とアメリカ 1 第二次防衛力整備計画の策定 2 中国の脅威をめぐる相克 3 高まるアメリカの軍備増強要求 第2節 「核密約」と米原潜寄港 1 「核密約」の確認 2 米原潜寄稿の実現 第4章 池田政権のアジア反共外交と日米関係 第1節 池田政権の「ビルマ重視路線」とアメリカ 1 ケネディ政権の対日要求 韓国とインドへの支援 2 「ビルマ重視路線」の形成と展開 3 タイとラオスへの援助 4 日緬経済技術協力協定の締結 第2節 インドネシアへの積極的関与 1 池田のアジア大洋州諸国訪問 2 紛争の激化と日米の対応 第3節 ベトナム問題と日米関係 1 池田政権の対南ベトナム政策 2 対南ベトナム緊急援助の実施 おわりに 注 主要参考文献 あとがき 索引
  • 日米安保体制史
    4.2
    1巻946円 (税込)
    時々に厳しい批判を浴びせられながらも長期間維持されてきたのはなぜなのか。形成から変容までの全過程を丁寧にたどる基本の一冊。

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ユーザーレビュー

  • 日米安保体制史

    Posted by ブクログ

    日米安保体制史
    著:吉次 公介
    岩波新書 新赤版 1741

    55年体制は崩壊したが、サンフランシスコ講和条約体制はいまだ、続いたままだ。
    冷戦は終わったが、日本は依然として、アメリカの極東防衛の要であり、沖縄は、中東へと続く、インド洋への補給拠点の中心であり続けている

    戦後の日本の政治には、当然のことであるが、いつも対面にアメリカがいた。そして、日本にいるアメリカと向き合わなければならなかったのは、日米安保条約だ。

    本書は、サンフランシスコ講和条約から、現代にいたるまで、日米安保条約とその運用に関する歴史である

    気になったのは、以下です

    ■日米安全保障条約の締結

    ・アメリカは、ソ連

    0
    2024年09月21日
  • 日米安保体制史

    Posted by ブクログ

    箇条書きで簡単な要約
    ・日米安保体制は当初、一時的な措置として作られた条約であった。昭和天皇もソ連に対する恐怖心から米軍の駐留を望んでいた。

    ・米軍兵の素行は悪く、日米地位協定により米軍兵に対する裁判権は米国にあった。(現在も何度か改定の後、部分的に裁判権は米軍にある?)本土にも軍基地が多数あった頃は殺人や暴行事件等が多数あり、本土の人達の米軍に対するイメージは良くなかった。

    ・極東条項により、日本周辺の有事に対応する目的の米軍基地であったが、ベトナム戦争や湾岸戦争によって対象は拡がっていき、アメリカの世界戦力において重要な基地へと変化していった。

    ・冷戦終結により安保体制の意義が問われ

    0
    2023年10月03日
  • 日米安保体制史

    Posted by ブクログ

    今、当たり前のように存在している「日米同盟」が辿ってきた歴史をわかりやすく読み解いた本。新書なので、駆け足で長い歴史をたどることになっているが、極端に保守的でもなく、極端に左派的でもなく、まさに学者の方が書いた本で読みやすかった。

    だからこそ、筆者が最後に指摘した現在の日米安保体制における論点は興味深い。(203〜205ページ)
    (1)「日本が米国の世界戦略に深く関与する」という今の日米安保体制のありかたに対する国民の合意が不十分
    (2)米国が誤った戦争を起こした場合の対処が不明確。「「対称性」の高まりが、日米の政治的「対等性」に直結しているわけではない。」(204ページ)
    (3)安全保障の

    0
    2021年04月04日
  • 日米安保体制史

    Posted by ブクログ

    日米安保体制の通史。あることが当たり前のことになっているこの安保体制がなぜどのように形成されたのか、どのような経緯で今の形になったのかを、4つのキーワード「非対称性」「不平等性」「不透明性」「危険性」の観点から見ていく。
    密約の存在など、安全保障上の必要性からであるが、民主主義の根幹を揺るがすようなことが実際にあったということは、もちろんあったろうとは思ってはいても、情けなさを感じてしまう。米軍の権益最優先は新旧安保条約どちらにおいても原則であった。
    安保条約発効から2013年まで、米国統治下の沖縄を除いて、1000人以上の日本人が米軍関連の事件、事故で亡くなっている。それが本土の米軍基地が縮

    0
    2018年11月27日
  • 日米同盟はいかに作られたか 「安保体制」の転換点 1951-1964

    Posted by ブクログ

    教科書的な理解が得られる上、他の類書とくらべ格別に読みやすい文体。
    メインは池田勇人、つまりは安保が成立した後の運用についての駆け引きで、安保成立までの吉田~岸は前書き的な扱い。

    とりあえずまだ途中だけど、↓のあたりの綾がすっきり整理された。
    ■日米安保があるから、日本は武装の必要がなかった
    →戦後の反戦感情と東西冷戦という2つの難題を解消する冴えたやり方だった
    (当初は安保で相互軍備が要求されたが、「基地の提供」が日本の軍備を代替するっていうロジックをマッカーサーJr.が捻り出した)
    →冷戦下で必要だったはずの国防費を「所得倍増」に振り向けられた

    0
    2012年12月28日

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