鈴木大拙の作品一覧
「鈴木大拙」の「一禅者の思索」「華厳の研究」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木大拙」の「一禅者の思索」「華厳の研究」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
一禅者の思索
著:鈴木 大拙
講談社学術文庫792
衆生無辺誓願度
この世の一切の生きとし生けるものを必ず救ってみせるという誓いがでてきます
最後に、豊臣秀次の間が、高野山の金剛峯寺にあるという話がでてきます。
秀吉から、僧侶になったにもかかわらず、秀次が切腹させられた部屋のことです。
そして、それから15日余り後、秀次の側室や子供たちが、河原に集めらえて
腐乱した秀次の遺骸を前にして、次々に殺害されたとの話がでてきます。
大拙は、最後になぜこのような話をもってきたのでしょうか
一禅者としては、政治を救えないということをいいたかったのでしょうか。
日本人の一人として、このような非道を行
Posted by ブクログ
仏教の大意
著:鈴木 大拙
紙版
角川ソフィア文庫 H104 4
知の巨人、鈴木大拙(1870/11/11-1966/07/12)が著した、仏教の集約の書(入門書ではない)です。裏表紙には、日本的霊性と対をなす名著とあります
仏教を英語で世界に広め、本書でも、その引用は仏典のみならず、聖書や、西洋哲学にも及びます。臨済禅を極め、円覚寺より、大拙の居士号を得る
李登輝総統の書に、大拙の名がありましたので、本書を手に取った次第です
英語で "The Essence of Buddhism" とあります
150頁の小書であるが、その内容は恐ろしく複雑であり、比喩や説話が多く
Posted by ブクログ
何かでの紹介を踏まえて読書
さすがの本で非常に奥深くて面白い。一度読んだだけでは全然理解しきれないが。
近代の本で読みやすいのも良い。
メモ
・禅は中国人の心がインド人の思想に触れた後に生み出したものの一つ
・詫びの真の意味は貧poverty。時代の流行に乗る人々の一員にはならないということ
・不完全の美。古めかしさや原始的な粗野さを伴う時、さびがかすかに見えてくる。ある芸術の対象が歴史的な時代感を表面的にでも示していれば、そこにはさびがある。
・さびの文字通りの意味は寂しさや孤独だが、ある茶人は次のとおり表現している。見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ
・禅と武士の人生の間に