無心ということ

無心ということ

668円 (税込)

3pt

4.0

無心こそ東洋精神文化の軸と捉える鈴木大拙が、仏教生活の体験を通して禅・浄土教・日本や中国の思想へと考察の輪を広げる。禅浄一致の思想を巧みに展開、宗教的考えの本質をあざやかに解き明かしていく。解説・末木文美士

第一講 無心とは何か
第二講 無心の探求
第三講 無心の活動
第四講 無心の完成
第五講 無心の生活
第六講 無心の体験
結 語

解説(旧版) 古田紹欽
解説 末木文美士

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無心ということ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月14日

    鈴木大拙先生の講演録。
    改めて彼の生きた時代といふものを見ると、それは決して最近のひとではないといふことに改めて気づかされる。養老孟司、吉本ばなな、Azuki七、松村栄子、宮崎駿、池田某、永井均、なだいなだ、福田恒存、小林秀雄、宮沢賢治、一休宗純、ブッダ、どこか綿々と続く精神の大きな働きの中にゐるや...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月09日

    「何といっても仏教の基礎は心理学にある。もとより世間でいう自然科学的心理学ではないが。
    ちょっと見ると、哲学のようにも、認識論のようにも、また、いわゆる「神学」のようにも見えるかもしれぬが、仏教の本領は心理学にある、超絶的または形而上学的心理学とでもいうべきところにある。
    これが本当にわかると、仏教...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月11日

    禅と浄土宗、真宗などを横断し「無心」を解説。
    無分別の世界=自分を完全にしたと思う世界=無心の境地。
    「往生する」とは「対立の世界」と不連続な「無心の世界」に飛び込むこと。
    無心の世界は「ただ今」=三昧である。
    一旦無心の世界に入ると、自然の誓願・意志・祈り=大慈大悲が分別の世界に転じ出る。
    ここに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月26日

    前回読んだ「禅」と同様、読み終わってみて、何かを学べたという感じが全くしない。途中で投げ出さないでよく最後まで読んだと思う。

    何も学べなかったからといって、もう本棚の奥に閉まってしまおうと思わないのが不思議な気分である。何年かかるかわからないけど、もう一度挑戦してみたいと考えているのは、この本にな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月03日

    禅の世界において、国内外を問わず著名な鈴木大拙さんの一冊ですが、その内容を理解するのは容易ではありません。1回読んだだけでは10%ですら理解出来なかったというのが、個人的な感覚。けれど、決して面白くない訳ではなく、禅の世界を体得するにつれ、本書の面白みも分かるようになるんだろうと思う。

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    Posted by ブクログ 2010年08月28日

    斜め読み
    真宗向け講演会のまとめ

    心に残った点:
    西洋と東洋の違いは
    主体中心⇔無心(諸法無我、縁によって形作られていること)

    0

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