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Posted by ブクログ
読み終えるのに約半年もかかった難儀な本。
読み進めるのに時間が掛かったことが、問題だった訳では無く、
時間を要するほど難解だと分かりながら、
それでも放置できない吸引力をもつ困った本。
今から半世紀も前に、海外向けに英語で「禅」を紹介した著作を、
著者自身の手で翻訳された本だそうで、
そもそもの言葉遣いが現代とは違うことが、遅読の原因の一つだと思う。
それでも内容に沿って複数の項目にまとめられ、
順序立てて案内してくれているから、
ゆっくりでも読み進めれば、なんとか理解できそうなもの。
しかし、ある箇所では何度読み返しても、頭に入らないし、
滞りなく頭に入ったとしても、すぐ昇華して消えてしまう。
同時に、そこにはとても普遍的で、本質的な何かがあるような、
根拠の無い確信をもってしまうから、読めないのに手放せない。
読み始めて、それほど頁数を重ねるまでもなくわかったことは、
「禅」というのは、別次元であるということ。
こちらの次元の頭で、あちらの次元を認識することは、
到底不可能だろうということ。
しかし、「禅」という別次元に身をおけたなら、
世の中は、平和に見えるだろうし、幸せになることが出来るだろうと思いつつ、
その見え方、感じ方こそ、こちらの次元の話しなのである。
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