大崎茂芳の作品一覧
「大崎茂芳」の「糸を出すすごい虫たち」「クモの糸でバイオリン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大崎茂芳」の「糸を出すすごい虫たち」「クモの糸でバイオリン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
蜘蛛の巣で粘るのは、円を描いている横糸だけというのは知っていたが、縦糸と横糸以外に性質が異なる糸を分泌しているというのは初めて知った。蜘蛛ってすごい。さらに蜘蛛の糸の中でも、蜘蛛が巣からぶら下がるのに使う牽引糸は、柔らかくて強い性質を持っているという。蜘蛛の糸もすごい。ここまでは、研究書として面白い。蜘蛛の糸にぶら下がることができるかというのも、テレビの企画としてわからないでもない。でも、バイオリンの弦にするという発想が素晴らしい。さらに、そのためにバイオリンを購入し、レッスンに通うというのがすごい。ロマンチックな部分と、ところどころに専門である繊維の構造についての説明が入っていて、それぞれに
Posted by ブクログ
本業の研究とは別に「クモの糸」を“趣味としての生涯の研究対象”に決めた著者が、研究の過程でタイトル通り「クモの糸でバイオリン」を弾くまでに至った経緯を綴ったのが本書です。
肝心の研究の中身は気が遠くなるほど時間を要する作業ばかり。昆虫学者でもなく音楽専門家でもない著者にとっては手探りの連続です。
クモが使いこなす7種類もの糸のうち、著者が注目したのはクモの命綱にあたる「牽引糸」の1種類。街中・郊外・山の中など日本各地へクモ採りに行き、自然に吐く糸を手に入れるためクモの性格分析に5年を費やし、クモの繊細な性格(「優しすぎれば舐められる、厳しすぎればへそ曲げる」)と上手く付き合いながら、たくさん
Posted by ブクログ
奈良県立医療大学の名誉教授、大崎重芳氏の著書。大学の名前からもわかるように、大崎氏の専門は皮膚移植などの医療で、決して昆虫博士ではない。
作品のタイトルからして少しキワモノ的、というかゲテモノ的な内容かと思っていたが、意外にもクモの糸で作ったバイオリンの絃は音色が素晴らしく、本作では科学的にその事を証明している。クモの糸には繊維の隙間を埋める特殊な性質があるらしく、そのことが音色に良い影響を与えているようだ。
大崎氏が解析したところ、良い音の評価基準とされる「倍音」の数値が、現在バイオリン弦の主流である金属製やナイロン製より優れているのだ。音大の教授からもその音色の良さを認めてられおり、実
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 クモの不思議に出会う
第2章 クモの糸を採る
第3章 クモの糸から世界が広がる
第4章 クモの糸の神秘的な性質
第5章 クモから学ぶ環境と応用
第6章 安全性の科学
<内容>
趣味のクモ観察から、とことんやり遂げ、クモの研究で大学教授になった人の話。特にクモの糸に興味を持ち、いろいろな人の協力を仰ぎながら、第6章にあるように、一見関係なさそうな、エレベ-ターや高層ビルの外壁掃除のコンテナの昇降などに関わるワイヤの安全性の話まで、なかなか興味深かった。クモの横糸だけが粘着性があり、クモ自身は縦糸を伝わって移動するとか、クモの気分で糸を出さないとか、クモの観察もおも