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Posted by ブクログ 2020年02月20日
今までの読んだプラトンの作品に比べて、反論なく円滑に議論が進んでいくので分量も少なく読みやすい。
「徳とは教えられるのか」についての議論だが、そもそも「徳とは何か」に議論がすり替わる。
というのも、それがどうであるかはそれがどのような性質のものかを定義づけなければ語ることができない。これは日常的...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月11日
哲学の入門書として「ソクラテスの弁明」と同じ程優しく読めると言われるプラトンの著作。
「徳は教えられうるか」というテーマで対話がすすめられています。
そして、魂の不死や想起についても触れられています。
「人間は、自分が知っているものも知らないものもこれを探求することはできない。というのは、まず、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月19日
「徳は教えられるか」を主に話しているが、一番面白かったのは、想起説。
ソクラテス:ぼくは徳とはそもそもなんであるかということを、君と一緒に考察し、探究するつもりだ。
メノン:なにであるかわかっていないとしたら、どうやってそれを探究するおつもりですか?もし、探り当てたとしても、それだということが...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
プラトン対話編の内のイントロダクションとして好適であり、珠玉の掌編でもあるそうだ。
「徳」とは何か、それは教えられることで獲得されうるのか。
この問いを軸に、老境円熟のソクラテスが、(明晰で素直だが世俗的な感性の)メノンを諭し、啓発し、さらに真摯な知の態度ーーー自分があることを知っていると思ってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月10日
ここ半年に読んだ本の中で、
最も知的に好奇した。
結局のところ、徳がなんなのか、
またどのように身につくのかという結論には至らないものの。
たとえば、勇気や経験、度量が優れた性質となるのは、
そこに「良い行いにおける」という形容詞がつくことを前提としており。
では、その【良い】モ何によって担保される...続きを読む
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