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Posted by ブクログ 2024年02月12日
雑多な言葉が溢れる現代にこそ読むべきギリシャの古典的名著。
言葉を扱うには技術力を要する。それが政治家、言論家、文筆家など、言語を自らのプレイグラウンドとしておく者なら習熟しておくべき基本的テクニックが記されている。
ネットを通じて誰でも自分の言説を広められる今にこそ、アリストテレスの言葉に注意を向...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月05日
アリストテレスは、弁論術を「どんな場合でもそのそれぞれについて可能な説得の方法を見つけ出す能力」と定義しており、本書では聴き手を如何にして説得するかを体系立てて解説された書籍である。本書は、説得の三種(3手段)とされる①人柄にかかっている説得、②聴き手の心が或る状態に置かれてること(感情)によるもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月09日
正直、1巻の前半以降は、ちとだれてしまった。
古典であり、堅苦しい感じかと思っていたが、1700年も前に弁論についての骨格が出来上がっていて、今もそれほど変わらないなんて!という気付きを得られた。
読んでいて面白かったのは、議員って以下のようなことを話す必要があるというベースがあったということ。今...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月13日
弁論術を否定するのではなく技術として捉え、体系的にまとめられた古典。
プラトンが否定した弁論術とアリストテレスが展開する弁論術とは一致しない。
説得を主眼におき、「人の心」が詳細に類型化されている。
富や血統といった気質的なもの、
怒りや穏やかさ、妬みといった感情。
そしてその心を動かすためのテク...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月11日
世界的な古典的必読書にもかからず未読だったため読んでみた。
2500年前の本なので読み難さはある。論述内容が現代では独断的で陳腐化しているものもある。しかし「弁論術」という観点から言葉や行動を一つひとつ定義し分類し推敲し結論付する一連の作業は西洋学問の基礎となったことが読みながら感じ取れる。「客観...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月26日
情報量が多い。
ただ有益な情報は多い。
政治家や営業職など、人を説得する職の人は時間をかけて理解する価値があると感じる。
以下、ためになったポイント。
感情は問題の解決になんら関係が無い。
弁論術の仕事は説得を成し遂げることではなく、それぞれの問題にふさわしい説得(証拠立て)方法を見つけ出すこ...続きを読む
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