アリストテレス 弁論術

アリストテレス 弁論術

1,386円 (税込)

6pt

古代民主制国家の下で発展したギリシア弁論術の精華。著者は弁論術を、あらゆる場合にその問題に見合った説得手段を見つけ出す能力――と定義、師プラトンが経験による〈慣れ〉にすぎないとした従来の弁論術も、その成功の原因を観察し、方法化することによって〈技術〉として成立させ得ると主張する。明解で読みやすい新訳。

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アリストテレス 弁論術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    雑多な言葉が溢れる現代にこそ読むべきギリシャの古典的名著。
    言葉を扱うには技術力を要する。それが政治家、言論家、文筆家など、言語を自らのプレイグラウンドとしておく者なら習熟しておくべき基本的テクニックが記されている。
    ネットを通じて誰でも自分の言説を広められる今にこそ、アリストテレスの言葉に注意を向...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月05日

    アリストテレスは、弁論術を「どんな場合でもそのそれぞれについて可能な説得の方法を見つけ出す能力」と定義しており、本書では聴き手を如何にして説得するかを体系立てて解説された書籍である。本書は、説得の三種(3手段)とされる①人柄にかかっている説得、②聴き手の心が或る状態に置かれてること(感情)によるもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月09日

    正直、1巻の前半以降は、ちとだれてしまった。
    古典であり、堅苦しい感じかと思っていたが、1700年も前に弁論についての骨格が出来上がっていて、今もそれほど変わらないなんて!という気付きを得られた。

    読んでいて面白かったのは、議員って以下のようなことを話す必要があるというベースがあったということ。今...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月19日

    今の時代にも通じる処世術が書かれている。古代ギリシャの時代も今の時代も人の世というものは変わらないと改めて気づかされる。

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    Posted by ブクログ 2023年07月12日

    武田の武器としての哲学の推薦本である。他の哲学書に比べると訳が平易でわかりやすい。ありとあらゆることが書かれており、いわゆる米国流のコミュニケーションであり、日本のコミュニケーション術の本である。

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    Posted by ブクログ 2019年08月13日

    弁論術を否定するのではなく技術として捉え、体系的にまとめられた古典。
    プラトンが否定した弁論術とアリストテレスが展開する弁論術とは一致しない。

    説得を主眼におき、「人の心」が詳細に類型化されている。
    富や血統といった気質的なもの、
    怒りや穏やかさ、妬みといった感情。
    そしてその心を動かすためのテク...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月11日

    世界的な古典的必読書にもかからず未読だったため読んでみた。

    2500年前の本なので読み難さはある。論述内容が現代では独断的で陳腐化しているものもある。しかし「弁論術」という観点から言葉や行動を一つひとつ定義し分類し推敲し結論付する一連の作業は西洋学問の基礎となったことが読みながら感じ取れる。「客観...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月26日

    情報量が多い。
    ただ有益な情報は多い。
    政治家や営業職など、人を説得する職の人は時間をかけて理解する価値があると感じる。

    以下、ためになったポイント。

    感情は問題の解決になんら関係が無い。

    弁論術の仕事は説得を成し遂げることではなく、それぞれの問題にふさわしい説得(証拠立て)方法を見つけ出すこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月27日

    とても読むのに苦労しました。。。
    弁論術が人生の成功の鍵を握っていたギリシャ時代に書かれたノウハウ本ですが、弁論術は、現代においても、とても必要なスキルだと思いました。
    ただ、今の私には難し過ぎました(汗)
    ぜひぜひチャレンジして、読んでみてください。

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    Posted by ブクログ 2012年04月11日

    アリストテレース先生らしい文体で、全体的に単調なのだけれど、ところどころ刺戟的なところもあり、なんだかんだで結構楽しめた。
    第三巻は言語学徒にとっても示唆に富んだものじゃないかと思う。

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