河添房江の作品一覧

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作品一覧

2024/03/31更新

ユーザーレビュー

  • 唐物の文化史 舶来品からみた日本
    古代から近世までの日本史を、唐物=舶来の文物(唐もの~南蛮もの)を軸に通してみる。その模倣品もふくめて、なにが贈答され、なにが交換されたのか。物自体より、その稀少で権力的なシンボリズムの互酬関係が問題なのですね。 
  • 唐物の文化史 舶来品からみた日本
    本書は唐物、すなわち古の輸入品を中心として歴史的背景などを記されたものであり、一般的な美術書や歴史書とは立ち位置が大きく異なります。

    日本の地政学的な優位性は大陸より文化的に劣りながらも朝貢へと繋がり、貴族文化に唐物が必須となっていきます。
    それがどのように使われ、なぜ重宝されたのか。好きだった人...続きを読む
  • 唐物の文化史 舶来品からみた日本
    文化交流、異文化憧憬、文化と政治のダイナミクスを存分に味わった。

    唐物の羅列はいささか面倒だが、唐物と日本の文化的通史は珍しいのではないか。

    戦国大名と茶の湯、最後の日本文化論のところは特に面白い。

    ・元冦の背景。一方的な攻撃ではない。
    ・鎖国という言葉は正確ではない。国家により貿易の管理。
  • 唐物の文化史 舶来品からみた日本
    日本人の生活に、ここまで唐物が関わっていたことを知らなかったから面白かった。
    分かりやすく書かれていたから、ちょっと日本史をかじっただけな私でも無理なく読めてよかった。
  • 唐物の文化史 舶来品からみた日本
    久々に面白い新書を読んだ。


    「唐物」と総称される外国からもたらされる品々を、日本人はどのように受け取り、利用していったのかということを概説している。著者の河添房江氏は、源氏物語の研究者であり、作中に登場する品々についての著作もある。題名が「唐物」なので、明治以降の舶来品についての言及はほとんどな...続きを読む

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