作品一覧

  • 教養としてのインターネット論 世界の最先端を知る「10の論点」
    4.2
    私たちが空気のように利用しているインターネットは社会インフラとなり、政治、経済、外交、安全保障など多くの分野で存在感を増している。 しかし、その深いところで何が起きているのか、はあまり知られていない。 広がるインターネットの闇や様々な狙いが渦巻く最前線で起こる論点と競争・対立を理解しよう。 どうしたら、インターネットの恩恵は未来でも得られるのか、が見えてくる一冊。 ―――――――――――― 「Web3」「生成AI」など、最新技術が話題になる一方で、インターネットの世界に何が起きているのかをきちんと把握している人はどのくらいいるのでしょうか? 「グローバルなインターネットの時代は終わった」2022年秋、米シンクタンクが公開した報告書は衝撃の一言で始まっていました。 元来、インターネットは民間の人たちが構築し相互につながり合うことで機能しています。そしてその自由さ、柔軟さ=グローバルさこそがネット特有のしなやかな発展を実現してきたのです。 最大の特徴に「終わり」が告げられた今、どのような競争や対立が起きているのかを知り、これからのインターネットを考えてみませんか。 長年にわたり政策の立場から国や企業のルールをつくる側、そして使う側としてインターネットの発展を見つめてきた著者がその最前線を解説します。
  • サイバーセキュリティ
    3.8
    1巻836円 (税込)
    深刻さを増すサイバー攻撃から重要な情報をどう守るか。政府のサイバーセキュリティの責任者をつとめた著者がわかりやすく解説。

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  • インターネットは誰のものか 崩れ始めたネット世界の秩序
    3.4
    助け合い精神で拡大してきたインターネットの均衡が、大きく崩れ始めた。通信会社が、GoogleやYouTube、USENなどのコンテンツプロバイダーを「タダ乗り」と糾弾。自分たちのパイプにタダでコンテンツを流し、大もうけしていると批判した。一方、これにコンテンツプロバイダー側は強く反発している。両者の溝は深く、このまま最悪のシナリオに向かえば、「高い・遅い・つながらない」インターネットが現実になってしまう。本書では、「タダ乗り論」の根本にある通信量の急増の現状とインターネットのお金の仕組みを紐解きながら、解決策を探る。
  • ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生
    3.9
    1巻1,408円 (税込)
    霞ヶ関からの緊急提言! 電機・情報通信産業の5つの環が切れている! つなげば日本は浮上できる!! 5つの失われたピース(ミッシングリンク)を埋めることでパズルは完成し、デジタルエコシステムが機能しはじめ、好循環の上昇スパイラルが生まれる。 日本の電機・情報通信産業はデジタルエコシステムにうまく対応できていない。結ばれるべき環が欠けていてデジタルエコシステムが築けていないのだ。つまり、ミッシングリンク(失われた環)が存在している。 ミッシングリンクとは、生物の進化に関する議論に登場する用語だ。ある種が進化する過程で、進化の途中段階を証明する化石が発掘されない場合、それをミッシングリンクと呼ぶ。時間の流れに合わせたパズルの中で、真ん中のピースが埋まらない状態であり、ここを埋めることでパズルは完成する。 日本の電機・通信情報産業におけるミッシングリンクが5つある。 1:「機器」と「サービス」をつなぐ環 / 2:「供給者」と「利用者」をつなぐ環 / 3:「情報通信産業」と「他産業」をつなぐ環 / 4:「国内」と「海外」をつなぐ環 / 5:「官」と「民」をつなぐ環 5つの失われたピース(ミッシングリンク)を埋めることでパズルは完成し、デジタルエコシステムが機能しはじめ、好循環の上昇スパイラルが生まれる。

ユーザーレビュー

  • 教養としてのインターネット論 世界の最先端を知る「10の論点」

    Posted by ブクログ

    現代のインターネットの本質に迫る好著
    データ駆動社会を理解させくれる。データの重要性を本質的に理解することがなければ現在のインターネットを理解できない。
    ロシアによるウクライナ戦争もサイバー空間における戦争とリアルの戦争の符号的なものであることを理解させてくれる。
    「旧」西側諸国のインターネットへの考え方と中国やロシア、そしてグローバルサウスと呼ばれる国々のインターネット思想の本質的な違いを理解できる。そして、われわれは国家の管理管轄ではない現在のインターネットを守り続けより高度に育ってゆかねばならない。

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    2023年10月03日
  • サイバーセキュリティ

    Posted by ブクログ

    ゼロデイ攻撃怖い…
    自分がサイバー攻撃を受けるのはもちろん避けたいが、サイバー攻撃の被害者は、加害者になりうる点、特に肝に銘じて未然防止に努めたい。
    セキュリティの話からは逸れるが、情報を狙った犯罪に高コストをかけてとりくむ犯罪者がいるということは、それだけ情報の価値が高い(高くなった?)という側面もあり、情報の価値に対して考えを改める必要があると思った。
    IOT機器のセキュリティバイデザイン、ライフサイクルマネジメントについては、企業内で生産・開発担当者として働く身としては無視できない話だが、生産現場はまだまだサイバーセキュリティ対策=コストの域を出ていない気がする。この本に書かれた状況を目

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    2019年12月07日
  • サイバーセキュリティ

    Posted by ブクログ

    サイバー攻撃という事件をしばしば聞く世の中になってきた。攻撃対象は拡大しており民間、国、国際そして個人もというレベルで考えてゆかねばならなくなっている。
    専門家は、「サイバー攻撃は、受けていることを気付かないでいる場合に攻撃は来ていないと感じるだけのこと」と表現しているともいう。
    サイバーセキュリティという場合には、どうしても技術的な面に考えが言ってしまう。この本ではサイバーセキュリティを巡るさまざまな面についてその全体像を描くことを主眼にした。
    IOTの時代に突入しモノを通じて大量のビッグデータが収集・蓄積されそれを活用することで新事業が創出されたり経済的・社会的課題が解決されるようになって

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    2018年11月21日
  • サイバーセキュリティ

    Posted by ブクログ

    データがリアルとサイバーを循環するSocuety5.0の時代を迎えてサイバー攻撃のリスクが深刻化して更に拡散、そしてグローバル化しているとその脅威を訴え、セキュリティ対策はコストではなく企業価値を高める投資だとその重要性を説きます。また、NISCを始めとした政府の政策(人材育成や外交を含む)を大所高所から解説します。随所に見られるのは「連携」という言葉、大きくは国際間の連携から官民、通信事業者の連携そして企業内でのエンジニアと経営者の連携など、セキュリティ対策にはミッシングリンクを埋めて対応する必要があります。とても分りやすくサイバーセキュリティを俯瞰できる好著です。一家に一冊購入して皆が連携

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    2018年11月11日
  • ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生

    Posted by ブクログ

    コンパクトにまとまった中、「モノ作りの世界はモノの中で価値が完結している。進化させることが出来ない」、「サービス作りが主導する世界への転換」、「市場を形成するのは消費者」、との言葉を噛み締め、消費者と接する事業者として腕まくりした。これが読後感想。

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    2012年08月05日

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