谷脇康彦のレビュー一覧

  • 教養としてのインターネット論 世界の最先端を知る「10の論点」
    現代のインターネットの本質に迫る好著
    データ駆動社会を理解させくれる。データの重要性を本質的に理解することがなければ現在のインターネットを理解できない。
    ロシアによるウクライナ戦争もサイバー空間における戦争とリアルの戦争の符号的なものであることを理解させてくれる。
    「旧」西側諸国のインターネットへの...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    ゼロデイ攻撃怖い…
    自分がサイバー攻撃を受けるのはもちろん避けたいが、サイバー攻撃の被害者は、加害者になりうる点、特に肝に銘じて未然防止に努めたい。
    セキュリティの話からは逸れるが、情報を狙った犯罪に高コストをかけてとりくむ犯罪者がいるということは、それだけ情報の価値が高い(高くなった?)という側面...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    サイバー攻撃という事件をしばしば聞く世の中になってきた。攻撃対象は拡大しており民間、国、国際そして個人もというレベルで考えてゆかねばならなくなっている。
    専門家は、「サイバー攻撃は、受けていることを気付かないでいる場合に攻撃は来ていないと感じるだけのこと」と表現しているともいう。
    サイバーセキュリテ...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    データがリアルとサイバーを循環するSocuety5.0の時代を迎えてサイバー攻撃のリスクが深刻化して更に拡散、そしてグローバル化しているとその脅威を訴え、セキュリティ対策はコストではなく企業価値を高める投資だとその重要性を説きます。また、NISCを始めとした政府の政策(人材育成や外交を含む)を大所高...続きを読む
  • ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生
    コンパクトにまとまった中、「モノ作りの世界はモノの中で価値が完結している。進化させることが出来ない」、「サービス作りが主導する世界への転換」、「市場を形成するのは消費者」、との言葉を噛み締め、消費者と接する事業者として腕まくりした。これが読後感想。
  • ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生
    インターネットビジネスの世界での日本の状況を憂う著者が、機器とサービス、供給者と利用者、情報通信産業と他産業、国内と海外、官と民、それぞれのミッシングリンクに着目し、統計資料を基に最新のテクノロジーや勃興する新しいビジネスモデルを紹介し、これからの日本の進む道を示唆する。

    自分のようなSI/ソウト...続きを読む
  • インターネットは誰のものか 崩れ始めたネット世界の秩序
    いわゆるネットワークの中立性に関する解説本です。自著の中では一番わかりやすい本だと思います。ネット混雑とネット利用の公平性という点に絞って書いています。米国でも民主党政権になって、再びネット中立性の議論が盛り上がっています。ちょっとネット中立性の議論のおさらいをしておきたいという時にどうぞ。
  • 教養としてのインターネット論 世界の最先端を知る「10の論点」
    総務省の役人で、サイバーセキュリティの専門家である著者が、インターネットについてまとめたもの。著者は、学術的な世界や国際会議でも活躍しているため、インターネットの国際的な問題点がよく見えている。欧米と中ソの対立があり、なかなか難しい状況にあることがよくわかった。
    「(『e-Japan戦略』IT本部2...続きを読む
  • 教養としてのインターネット論 世界の最先端を知る「10の論点」
    この本を読むことで、デジタル化の進展とその背後にある"データと情報"の融合を深く感じた。特に、IOTを活用することで、企業が外部環境のデータと自社の内部データを統合し、更なる質の高い情報を生み出す可能性に目を見張った。筆者の考察には、未来のシステムやインターネットの進化に関する示唆が豊富にあり、期待...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    まさに国家IT警察。IT犯罪や防犯の最前線で戦う。日々発展する世界の中で一見いたちごっこのように見えるが、ハッカーを叩き出すこと、防衛することがいかに大変というのが読んで初めて分かった。
  • サイバーセキュリティ
    先月のSECCONのパネルディスカッションで勧められていたので読んでみた。なるほど、イマの状況がよくまとまっていて全体を俯瞰するには最適かも。特に、行政とか国際法の観点での解説が充実してました(著者は官僚なのであたりまえか)。
  • サイバーセキュリティ
    入門書なので、技術的に立ち入った話はあまり書いてありませんが、サイバーセキュリティというものを知るとっかかりと、心構え、それからどの辺の資料から勉強していったらよいか、政策の動きなどが整理されている感じの本でした。出版は1年近く前なのですが、古さは感じませんでした。 最後の方にGDPRの話が出ていて...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    元NISCの、谷脇さんの本。
    非常に網羅的にカバーしてるのはとてもよいと思う。
    細かく分かれているので興味を持ったとこだけ読むという読み方にも向いていて、読みやすい。

    サイバー攻撃の現状、IoT機器における脅威、企業への攻撃、人材、日本での取り組み、外交、インターネットの明暗。




  • ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生
    デザインもサービスもアップルにやられっぱなしという感じがしないでもないが、一時期、デザインはソニーというときがあった。ウォークマンが出てから、音楽プレーヤの代名詞だったし、ウォークマンを真似た製品はやっぱり真似たものにしかすぎなかった。そこには小さなものを作る技術があり、使い方を含めてデザインするデ...続きを読む
  • ミッシングリンク デジタル大国ニッポン再生
    情報通信産業の現状と課題を端的にまとめてる良書です。今後の課題解決の前提として、皆さんの頭を同じにするためにも、是非一度皆さんに読んで頂きたい本です。
  • サイバーセキュリティ
    IoTや制御システムへのサイバー攻撃対策が社会的課題であることがわかった。
    新鮮だった知識としては、直前のルーターより前の通信経路を隠蔽するTorという攻撃技術や、攻撃対策として企業の情報システムを偽装した環境に攻撃者を誘い込んで挙動を解析する手法、侵入ありきで考えてネットワーク内で攻撃者が探索活動...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    リモートワークするようになり、自宅のWi-fiでつなぐのに不安になった。
    やみくもに不安がっていても仕方がない。
    ということで、手始めに読んでみたのが本書。

    個人がどうすべきか、という点では、全く役に立たない。
    著者は総務省時代に政府のサイバーセキュリティの部署の長を務めてきたお役人。
    国がどのよ...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    今やどの企業もサイバー攻撃を受ける可能性があり、被害者になりうる。ただ、必要最低限のセキュリティ対策も講じておらず、個人情報の漏えいということにでもなれば、れっきとした加害者。また、感染はその企業を介して無限に広がっていく。セキュリティ対策は企業にとって社会的責務。攻撃者は常に優位にあり、リスクゼロ...続きを読む
  • サイバーセキュリティ
    学校教育場面でどのように役立つかは不明。会社としてのサイバーセキュリティがどのようなものかわからない、という人のための本である。
     ちょっと卒論の参考文献では無理。
  • サイバーセキュリティ
    元NISCの副センター長である谷脇さんの書籍。サイバーセキュリティの初心者向けの書籍である。元官の方なのでシステムのセキュリティというよりは日本および他国におけるサイバーセキュリティ情勢に重きを置かれている。