波多野精一の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • カント 実践理性批判
    カントは『純粋理性批判』で、人間の理論的認識は感性に与えられた現象にのみ関わるものであり、「物自体」を認識することはできないとした。したがって人間の理論的認識能力には限界があり、「神、自由、魂の不死」といった超越的理念を純粋理論理性が扱うのは理性の越権行為であるとした。
    しかしひるがえって『実践理性...続きを読む
  • カント 実践理性批判
    カントの三批判書のうち、道徳における実践理性の機能を解き明かした著作。純粋理性の批判において、消極的に捉えられた自由、心の不死、神という3つの理念が、今度は客観的道徳法則の条件として捉えられる。特に可想界に属する存在としての人間にとって、自由の理念こそが道徳の基礎にあるとするカントの教説は、中世的な...続きを読む
  • カント 実践理性批判
    中島敦を見習え to 翻訳者 Part 2

    翻訳が見事に天に唾している名著。
    日本語の遣い方が不可解過ぎる。

    さて、これについて当のカントは何と言っているか。
    「新語を造るのは、新しい真実を含む思想によるのでない限り、旧い衣裳に新しい布切れを縫いつけて、自分を人なかで目立たせようとする児戯に等し...続きを読む
  • カント 実践理性批判
    道徳的行為の根拠を説明した著書

    カントによれば、目に見える現象の世界は因果法則に縛られている一方でそれらの拘束からは自由であり、これこそが道徳の基礎なんだと

    たとえばある人が子供が大洪水に流されている状況に直面した場合、それを助けるのは完全義務ではなく非完全義務であって、道徳的倫理的見地になるわ...続きを読む
  • カント 実践理性批判
    人間には従うべき道徳法則がある。▼道徳は何かの手段のためではなくそれ自体が目的。人に親切にするのは、見返り(報酬・感謝)を得るための手段(e.g., 功利主義)ではなく、親切にすること自体が目的。「人に親切にしなさい」見返りのためではない無条件の命令(定言命法)。道徳的な行い自体が目的となり、自律し...続きを読む

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