清水克行の作品一覧

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2024/02/29更新

ユーザーレビュー

  • 室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―(新潮文庫)
    タイトルが良いですね!まず。
    戦国時代の前にあたる頃って、ちょうど興味が持続しないと言うかあまりパッとしない気がする。貴族と武士、それ以外は貧しい、ということくらいだった室町の知識が広がりました。

    タイトルに遜色ない奇抜な内容があります。
    切ない人身売買や、思わずおっかねーと叫びたくなるものまで、...続きを読む
  • 室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―(新潮文庫)
    歴史は相性が悪く、読んでいてすぐ眠くなってきてしまうが、この本は実に面白い。一見、現代の日本人からするととんでもない、室町時代の日本人がコミカルに紹介される。
    一見、と書いた。たしかに今の尺度からするととんでもないが、当時の尺度からすると当たり前の行動、合理的な、至極真っ当な考え方だったのであろう。...続きを読む
  • 喧嘩両成敗の誕生
    現在、最高裁判所を頂点とする民事・刑事の法体系があり、何か有れば弁護士を通じて裁判所にということが当たり前に存在しているが、室町時代の昔は自力救済が基本の世界だった。しかも苛烈な名誉意識を持ち、集団の構成員が受けた痛みは集団全体のものとして内部化するという中世人の心性。

    そうなると、室町時代におけ...続きを読む
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)
    辺境作家の高野さんと中世史家の清水さんの対談。最初は、本書の表題のように、それぞれが専門とする室町とソマリランドの生き方が似ているというところから話が始まるが、後半はそこから離れて人生論、作家論、文化比較論、日本人論・・と様々な話題に及んで飽きさせない。お二人の教養の深さも物凄い。

    一つ言えるのは...続きを読む
  • 室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界― 無料お試し版

    日本人の本性とは

    日本人は他民族と比較してよくおとなしいと言われますが、それは近世後期から形成されてきたイメージが強いからだといえます。この作品のように中性は日本でもわりと本能のままに生きて行動する人々が多く、本当の日本人の本性とはなにかを考えさせられます。

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