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Posted by ブクログ 2010年06月25日
近江の日野の馬見岡綿向神社へ「鉄火起請」の古文書の所在を確認するための旅から物語りが始まります。山相論の決着に神慮を求めていた日本人が描かれ、そして神慮を信じなくなっていく日本人が語られます。ここにも滅び去った文明を考えるヒントがありました。
あとがきの鉄火巻きと鉄火起請の関係についての考察も面白く...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月04日
熱湯にの中の石を素手で取らせる湯起請、真っ赤になるまで熱した鉄片を持たせる鉄火起請……火傷の有無や程度に「神慮」を見出し、当人の罪を決定する裁判制度。今となっては荒唐無稽かつ残酷でありとうてい認めることのできないこうした裁判は、古代から近世に至るまで広く行われていた。当時の人々は何を想いなぜこうした...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月06日
[ 内容 ]
神仏に罪の有無や正邪を問う裁判―神判は、前近代の世界各地で広く見られ、日本では中世、湯起請や鉄火起請が犯罪の犯人捜しに、村落間の境界争いにと多用された。
熱湯の中に手を入れ、あるいは焼けた鉄片を握り、火傷の有無で判決が下される過酷な裁判を、なぜ人々は支持したのか。
為政者、被疑者、共同...続きを読む
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