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幽霊を信じない理系大学生、霊媒師のバイトをする(新潮文庫nex)
「他人の気持ちが分からない」ことが悩みの谷原豊(たにはらゆたか)(18)は、曾祖母の死(享年100)をきっかけに、謎の霊媒師・鵜沼(うぬま)ハルと出会った。自称大正生まれのハルは、幽霊が見えず存在を信じてない理屈っぽい理系大学生の豊に、奇妙な“慰霊”のアルバイトを依頼する。彼女の正体と、この街の秘密とは――。モラトリアムの青春を爽やかに描く、すこし不思議なジェントル・ゴースト・ストーリー。 -
由布院の小さな奇跡
由布院は盆地である。かつては山に囲まれた普通の田舎だった。名所旧跡もない。温泉の湧出量は全国第二位という豊富さだが、客は少なかった。現在、旅館も増え、みやげ物屋が立ち並び、国内温泉地のなかでトップクラスの人気を集めるようになった。年間の観光客は三百八十万人、宿泊客は九十五万人を数える。この奇跡的な成功の陰にはどのような努力があったのか。「由布院ブランド」を築き上げたまちづくりの物語。 -
夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)
楽しい遊園地デートになるはずだった杏那と優。しかし二人は突如別々の世界に引き裂かれた。杏那は異世界を魔王から救う役目を担わされ、残された優は遊園地で起きた密室殺人事件の謎を解く羽目に……。現実と夢の国、二つの密室、パズルと魔法の謎を解き、二人は再会できるのか? 紙とペンを用意して読んでも必ず欺(だま)される、異色の新感覚本格ミステリ。『わたしの隣の王国』改題。 -
赦す人―団鬼六伝―
昭和6年。文士と親しく交流する女優の母と相場師の父との間に鬼六は生れた。純文学を志すが挫折、酒場経営で夜逃げ、一転中学教師を経て、SM作家として莫大な稼ぎを得る。しかし、映画製作や雑誌の発行に乗り出し破産。周囲は怪しげな輩が取巻いていた……。栄光と転落を繰返す人生は、無限の優しさと赦しに貫かれ、晩年に罹患した病にさえも泰然としていた。波瀾万丈の一代記。 -
夜明けあと
天皇、断髪なさる。皇后も少し前にオハグロをおやめになった(明治六年)。時計の国産化に成功。いずれは輸入しなくてもいい時代が来るだろう(明治十六年)。元号の原案に「天興」や「興化」もあったとのこと(明治四十五年)。当時の世相や風俗、ゴシップなどのニュースで、近代化の流れをたどるユニークな編年史。文明開化から始まった明治という時代にタイムスリップできる一冊。 -
妖怪博士―私立探偵 明智小五郎―(新潮文庫nex)
ある春の夕暮、曲角に奇妙な印を書き残す老人が向う先には一軒の洋館。そこに捕らわれていたのは、手足を縛られた美少女だった。彼女を救うため屋敷に潜入した少年探偵団員、相川泰二は帰還後、原因不明の奇行に走り、三人の仲間は行方不明に。なぜ彼らばかりが狙われるのか? 事件は天才・明智に託されたが、謎の探偵・殿村弘三の参戦により、団員は新たな渦に巻き込まれていく。(解説・北村薫) -
幼少の帝国―成熟を拒否する日本人―
成熟を拒否して、永遠の若さへ――。美容整形、省エネ小型化技術、デコトラ、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ……。作家は、文化や産業の最先端を探訪する。3・11という巨大な裂け目を経ながら、新たに発見されたこの国の可能性とは? 現代日本文化に指摘される「未成熟性」の正体を探る、著者初のノンフィクション! -
腰痛放浪記 椅子がこわい
「夏樹静子のお葬式を出しましょう」──苦しみ抜き、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされた闘病の果てに、医者はこう言った。時には死までを思い浮かべた鋭い腰の疼痛は、実は抑制された内なる魂の叫びだった。そして著者もいまだに信じられないという、劇的な結末が訪れる。3年間の地獄の責め苦は、指一本触れられずに完治した。感動の腰痛闘病記。『椅子がこわい─私の腰痛放浪記』改題。 -
欲が出ました
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 お菓子をもう一個取っていいんじゃない? もうちょっと寝ててもいいんじゃない? 人間って、プチ欲が出たとき、何とも言えなーい顔をする。そんな一瞬を、絵本作家ヨシタケシンスケが、「深く浅く」切り取ってみると……欲が出るから失敗するけど、欲が出るから人間って面白い!? ※当電子版は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。 -
よくも言ってくれたよな(新潮新書)
学校や店の「黙食」から、黙浴(銭湯)、黙煙(喫煙所)、黙乗(バス)まで――。理由のないことではないだろう。しかし、今日もこの国には閉塞感いっぱいのキャッチコピーが溢れ続ける。恐ろしいのは、コロナにナーバスになりすぎる人と、スマホで価値判断を狂わせた人の急増だ。大方の世界の流れに逆行し、政府とメディア、「専門家」たちは人々をいかにミスリードしてきたか。ネットニュース編集者によるコロナ狂騒観察記。 -
汚れた赤を恋と呼ぶんだ
七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。 -
吉村昭と津村節子―波瀾万丈おしどり夫婦―
「結婚したら小説が書けなくなる」。プロポーズをいなす津村を吉村は何度もかき口説いた。「書けなくなるかどうか、試しにしてみてはどうか」。そして始まった二人の人生は、予想外の行路を辿っていく。生活のための行商旅。茶碗が飛ぶ食卓。それでも妥協せず日々を積み重ねる二人に、やがて脚光が……。互いを信じ抜いた夫婦の物語。 -
黄泉がえり
草なぎ剛主演映画の原作。あの人にも黄泉がえってほしい――。熊本で起きた不思議な現象。老いも若きも、子供も大人も、死んだ当時そのままの姿で生き返る。喜びながらも戸惑う家族、友人。混乱する行政。そして“黄泉がえった”当の本人もまた新たな悩みを抱え……。彼らに安息の地はあるのか、迫るカウントダウン。「泣けるリアルホラー」、一大巨編。 -
よみがえれ! 老朽家屋
私たちは「家は高い」という呪縛からどうすれば解放されるのだろう? 家づくりは料理やガーデニングと同じ、特殊なものではないと説く著者が、東京・吉祥寺の商店街にほど近い15坪の古家付き売り地を購入し、「取り壊しが前提」と言われた築31年の建て売り住宅を見事に再生。その実践をもとに住宅文化のあり方を問い直す。 -
余命1日の僕が、君に紡ぐ物語(新潮文庫nex)
おれの記憶は一日しかもたない――。ある朝、小説家の岸本アキラは、自分の書いた文章から衝撃的な事実を知る。事故で前向性健忘を患ったため、昨日の出来事をすべて忘却してしまうのだ。記憶の死は、小説家の死に等しい。絶望の中、彼は一人の女性・翼(つばさ)と出会い、希望を求め、再び小説を書き始めるが……。これは、けして明日(きみ)を諦めない物語。『僕は僕の書いた小説を知らない』改題。 -
よりぬき インターネット13の怪事件簿―新潮45 eBooklet
この十年余で世界中にあまねく広がった「新しいツール」インターネット。それは便利さと同時に、想像を絶する厄災をもたらす〈パンドラの函〉でもあった……。2人だけの「秘密写真」と一緒に個人情報まで全国に晒されてしまったあるカップルの悲劇「ファイル共有ソフトとmixiで流出した“ケツ毛バーガー”騒動」ほか、「長野“くまぇり”連続放火で懲役10年」「有名“ブログ炎上”史」の3本を収録。 -
よりぬき 芸能界13の「黒い履歴書」―新潮45 eBooklet
黒いスカイラインが、母をボンネットに跳ね上げ、アスファルトに叩き付けた。車はUターンして、ぐったりと横たわる母を再び轢く。犯人が憎んでいたのは、母ではない。母の再婚相手だった。義父兄弟の根深いトラブルに巻き込まれ、愛する母を無惨にも失った超人気歌手の慟哭「叔父が犯人だった……安室奈美恵の母親惨殺」ほか、「もうパンツははかない――勝新太郎麻薬事件とファミリー災難史」、「社長と寝ないと殺されると思った…安西マリア失踪事件」の3本を新潮45特集より選りぬいて収録。 -
よりぬき 芸能史「女と男」13の修羅場―新潮45 eBooklet
平成5年12月7日、りえは捨て身の行動に出た。貴花田のことで母親と口論になって家を飛び出し、暴風雨の中、ずぶ濡れになって藤島部屋に駆け込んだのだった。そして行われた破局会見。二人を引き裂いた本当の理由は何だったのか。「宮沢りえ・貴花田“愛がなくなった”理由」ほか、「中森明菜・近藤真彦“ごめんねマッチ”手首切り事件」、「葉月里緒菜・真田広之 “魔性の女”の暴走劇」の3本を収録。豪華有名人の悲恋の真相とは? 見逃せない1編。 -
よりぬき 昭和芸能史13の「怪」事件簿―新潮45 eBooklet
『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)で活躍した沖雅也。彼が投身自殺をしたニュースは、日本全国を駆けめぐった。沖との愛人関係を取り沙汰された、養父にして所属プロダクション社長であった“おやじ”日景忠男氏の語る31年間の生と性「沖雅也 ホテル投身自殺『涅槃で待つ』」、住み込みの男に鉈で襲われた「歌舞伎役者『片岡仁左衛門』一家惨殺」など、思い出すあのスキャンダル、あの惨劇、あの騒動……。華やかなスポットライトを浴びるスターに訪れた「魔の刻」に、一体何が起きたのか──。新潮45特集より3本を収録。 -
よりぬき 昭和史 政界13の「怪」事件簿―新潮45 eBooklet
昭和三十年代、高度経済成長に沸く日本を牽引したのが池田首相。彼は蔵相時代から、失言の多い政治家として有名だった。戦後日本暴言史のひとつの嚆矢となったあの発言に潜む本当の意味とは……。「池田勇人蔵相『貧乏人は麦を食え』発言」のほか、「『バスに乗り遅れるな』近衛文麿と大政翼賛会」、「婦人代議士第一号・松谷天光光の『白亜の恋』騒動」の3本を収録。
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