無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ハラハラドキドキ、そりゃ無理だよ…なんて声が出そうなストーリーに気持ちが入っていく。
井形慶子さんの本は2冊目。
初めに読んだ「老朽マンションの奇跡」では、あまりの内容に周囲の人にも読んでもらいこんなことあるかと議論したのを忘れられない。
お金を払ってるんだから、その対価の家は正当なものである。本来はそうだけど、職人の技能は低下していたり、取ってつけたような欠陥の家もある。
幸運だから不幸だからではないが、一定数そうしたものに当たる方もいる。
井形慶子さんのマンションも、今回の一軒家も、自分で手繰り寄せているものがある。きっとホントはもっと…があるだろう。
物価高人件費高騰、工事にまつわるものは何でも倍近くになっている。延ばし延ばしの補修案を更に思案している自身としては身に積まされる思いだが、夢がある井形慶子さんの住まい方に憧れてしまう。
改めて人の縁と自分から取りに行く姿勢を忘れないようにしたいと思う。
Posted by ブクログ
ドキュメンタリーは、著者の体験に気持ち的に共感できないとまったく面白くなく、ページを繰る気がおきなくなるが、本書はまず読み物としてなかなか面白かった。このまま小説になってもおかしくないような、わくわくさせる展開があり、すらすら読めた。
リフォーム経験がほとんどないのでよく知らなかったが、日本の「家」をめぐる状況には、構造的な問題がいろいろとあると初めて知った。どうして家がこんなに高いのか、家を手に入れるとなるとすぐ新築ということになるのか、なるほど目から鱗だった。
ロンドンに住んだことがあり、ただその時は、みんな古い家を大切にするんだね、ぐらいにしか思わなかったが、英国人があれほど家を大切にするのには、日本とは逆の政策があり、それにより古家の市場価値、人々の考え、そして業界構造までもが違っていたとは。
日本では、どうしても戦後復興の中で、新しいものがいいのだ、というスクラッチビルド的な風潮ができてしまい、家に限らず多くのものが捨て去られてしまった。そういった、世代から世代へときちんと受け継がれるべきだったものが受け継がれずに失われているのは、ほんとうに問題だと思う。
日本でも、政策的な転換があれば、古い市場慣習を変えていくことができ、古いきちんと建てられた家であれば、再生して大切に使うということが可能なのだろうか。最近は大都会でも老朽化し放置された家屋が増えている話をときどき耳にするようになった。古民家は静かにブームになっているような気もするが、田舎だけでなく都会でも空き家が増えている状況は、政治としても放置できない問題と思うが、政策によって問題の解決が可能なのであれば、政治家が何をどう考えているのか気になる。
本書で著者が再生に奮闘する古家は、昔の大工がきちんとしっかりと建てた家。その再生プロセスに様々なアクシデントに翻弄されながらも、著者自身がしっかりと参加していて、著者の理想とする家のイメージが具体的に伝わってくる。女性ならではの感性とこだわりがあり、男の自分には、そうかそういう風にこだわりが生まれるのか、と思う点が多かったが、その点も勉強になった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用