杳子・妻隠

杳子・妻隠

作者名 :
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作品内容

“杳子は深い谷底に一人で坐っていた。”神経を病む女子大生〈杳子〉との、山中での異様な出会いに始まる、孤独で斬新な愛の世界……。現代の青春を浮彫りにする芥川賞受賞作「杳子」。都会に住まう若い夫婦の日常の周辺にひろがる深淵を巧緻な筆に描く「妻隠」。卓抜な感性と濃密な筆致で生の深い感覚に分け入り、現代文学の新地平を切り拓いた著者の代表作二編を収録する。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2017年05月26日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

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杳子・妻隠 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年04月14日

    Twitterでちらほらと見かけて手に取りました。芥川賞受賞作の「杳子」には圧倒されました。底が見えない深い文章、体の内側から世界がはみ出していく感覚、そしてまた世界が体の内側へ収斂していく感覚、絶妙な均衡を保って静止している世界に佇んでいる自分……少しでも身動ぎすれば、崩れて行くように思われる世界...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月18日

    『ピース又吉がむさぼり読む新潮文庫20冊』からピックアップした一冊。
    閉ざされた世界での男女の恋愛というものは、かくも重くて暗いものなのか。そもそも恋愛とは実は明るいものではないのかもしれない。そんなことを考えながら読み終えたとき、又吉が帯の惹句に書いている「脳が揺れ…めまいを感じ」たという症状にワ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月16日

    初めて古井由吉さんの小説を読みました。普段、小説は一気に読んでしまうことが多いのですが、あまりに内容が重くて途中でしんどくなってしまって、日にちをかけて読破しました。

    『杳子』
    心の健康って何だろう?って考えさせられる内容でした。
    杳子は神経を病んでいて、異常といえる思考を持っているんだと思います...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月19日

    150ページ試練だったけど最後の20ページがすごくよかった。杳子。生きるってなんだ。
    姉妹がお互いを見つめあう(睨みあう)視線に、物語ならではの相対性を感じる。正常さを保つための無意識な反復は、ふと視点を変えれば狂気さにも映る。正常とされるものに対する反抗、清潔さに対する反抗、簡単に選択出来る健康さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月11日

    「あの子は病気です」
    「あなたが健康で、あの子が病気だって
     どうして言えるんですか」

    「健康になるってどういうこと?」
    「人を安心させることよ」

    ああ、美しい。
    今があたしの頂点みたい。

    杳子の軀がおそらく彼の軀への嫌悪から、
    かすかな輪郭だけの感じに細っていった。

    (杳子/妻隠)

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    Posted by ブクログ 2012年10月03日

    もう、ひとむかし前に読んだ。
    一時、芥川賞というだけで手に取ってみた本の一つ。

    内容は全く覚えていない。
    とにかく美しい文章を書く人だということだけが残った。

    印象を変えるのが嫌で、読み直していない。

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    Posted by ブクログ 2015年12月09日

    両作品ともに当事者間だけに起こり、そしてそのまま終局を迎える密室空間の趣きがあるんですが、妻隠の方はそれを脅かさんとする酔狂な連中がおって、あれ、ここに奥さん放したらやばいんじゃないか、ってところに放ってしまう危うさ、スリルは自明。しかし、旦那は何気に気が気じゃないという風でもなく、隙間からその様子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月21日

    杳子--おそらく統合失調症である女との交際を実に細かく描写している。登場人物は二人以外にほとんどいないのに、描写の細密さによって最後まで読ませてしまう。これはすごい作品だ。
    妻隠--正直、よく分からなかった。

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    Posted by ブクログ 2014年08月28日

    【本の内容】
    「杳子は深い谷底に一人で座っていた。」

    神経を病む女子大生〈杳子)との、山中での異様な出会いに始まる、孤独で斬新な愛の世界……。

    現代の青春を浮き彫りにする芥川賞受賞作『杳子』。

    都会に住まう若い夫婦の日常の周辺にひろがる深淵を巧緻な筆に描く『妻隠』。

    卓抜な感性と濃密な筆致で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月04日

    一文から始まる2作。ザ・芥川賞といった感じを受けた。心を病む杳子と主人公Sとの不可思議な交流を描いた作品は、世界の見方が少し違った、孤独な心を通わせる2人の心象世界が読み応えがある。そういえばいいが、なんだかくらくらしてくる。描写は細かく、比喩がたっぷり。それが心を病んだ杳子と、彼女の心に寄り添える...続きを読む

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