雨の裾

雨の裾

1,771円 (税込)

8pt

4.7

老境にさしかかった男の、つれづれに蘇る遠い日々の記憶。うつつの中の女の面影、逝ってしまった人たちの最期のとき。過去と現在を往還しながら、老いと死の影を色濃くたたえる生のありかたを圧倒的な密度で描く、古井文学の到達点。

...続きを読む

雨の裾 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年07月06日

    「雨の裾」(古井由吉)を読んだ。私には『凄い!』としか言いようがないくらいに凄い。
    とりわけ「夜明けの枕」「雨の裾」は『凄い!』
    あまりに深くこれらに思いを巡らせすぎていたため、あっ!と気がついたら家の前を通り過ぎたまま運転していた。(実話)
    と、そのくらい魂を揺さぶられている。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月08日

    躁がしい徒然
    死者の眠りに
    踏切り
    春の坂道
    夜明けの枕
    雨の裾
    虫の音寒き
    冬至まで

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月11日

    久しく触れていなかった、上質な文学。スマホもネットも登場しないどころか、穏やかで落ち着きのある文章にはカタカナも少ない。
    安易な言葉と早いテンポの刺激的なストーリーが氾濫する今日、ときにはこういう大御所の作品に触れてバランスを取ることも大事だと気づかされた。

    8話の短編は、どれも死が身近にある。現...続きを読む

    0

雨の裾 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

古井由吉 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す