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あの大地震から二年。熊本で、死者が次々生き返る“黄泉(よみ)がえり”現象が再び発生した。亡くなった家族や恋人が帰還し、驚きつつ歓迎する人々。だが、彼らは何のために戻ってきたのだろう。元・記者の川田平太は、前回黄泉がえった男とその妻の間に生まれた、女子高生のいずみがその鍵を握ると知るのだが。大切な人を想う気持ちが起こした奇跡は、予想を遥かに超えたクライマックスへ――。(解説・大矢博子)
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Posted by ブクログ
黄泉がえり、失われた最愛の人が変わらぬ姿で目の前に現れたら。前作同様、再びの別れの予感に怯え、恐れながらも、精一杯その日その時を一緒に懸命に生きていきたい、と「改めて」思うのだろう。
しかし、その日その時を一緒に懸命に生きていかなければならないのは、一瞬で、突然に、終わるかもしれない現実世界も同じこと。改めて日常の大切さを思い返すことになる。
本作は(も)、地震の傷跡も残る熊本が舞台であり、熊本の復旧・復興、よみがえり、が背景として流れるなかに、複数の登場人物・パートナー、家族の愛情、友情、成長、冒険、黄泉がえりのエピソードが絡み合い、一つの大きな流れとなっていくのだけど、カバーにも登場しているひげを生やしてバンダナをまいた長身のおじさんがいい味、愛し、愛され、あこがれるリーダー像を出して、出しすぎて熊本の人は幸せだな~と思うのだ。
そう今回の黄泉がえり現象は時空のスケールが前作を大きく超え、結末もちょっと優しすぎるくらい希望にあふれ、熊本県民のみならず、苦難を乗り越え、元気を出す、元気を湧きあがらせ、何でもない日常を大切に生きるには、心によい物語だと思うのです。
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