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大学生のぼくは、失恋の痛手を癒す感傷旅行の帰り、フェリーでひとりの少女に出会った。ナップザックを持ち、ジーンズに粗編みのセーターを着て、少しそばかすがあるが、瞳の大きな彫りの深い異国的な顔立ちの美少女。彼女はエマノンと名乗り、SF好きなぼくに「私は地球に生命が発生してから現在までのことを総て記憶しているのよ」と、驚くべき話を始めた……。不朽の名作を、本作の大ファンである漫画家・鶴田謙二のイラストつきで電子書籍化!
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短編集だが何といっても表題作が
作者梶尾真治の代表作ともいえる短編集だが、何といっても表題作がいい。
様々な形に応用できるアイデアのエッセンスが詰まった作品。
特に終盤のプラットフォームの場面が衝撃的。最初読んだときはしばらく呆然としてしまった。
他の作品は変奏曲。
Posted by ブクログ
とても有名な本なのですね。
読み放題になっていたので手に取ってみました。
時代を感じさせない、SFさをあまり感じさせない優しいお話です(宇宙戦争なんて出てきません)。
構成はショートストーリーの集まりになっていて、どこからでも、どの巻からでも読めるようになっています。エマノンは、旅をしながらいろいろな人と出会い、自分の ”おもいで” として記憶していきます。それが彼女の旅、なのでしょう。
原始時代、まだ単細胞のような時代、というようなくだりもでてきます。
小さな生物は、なんのために、どうやっていきているのか、単細胞は1つで1つの生命なのか、と考えるとやっぱり違うように思います。
今年のベスト本として挙げられる、植物について書かれた本「樹木たちの知られざる生活」で、樹の根本では、菌糸が樹とネットワークを作り大きな生命体として機能している、と書かれていました。
生物の単位が1個体だ、というのは狭い考えだったのだと改めて思います。
ウィルスも1つ1つが生きているのではなく、連携してひとつの世界を創っているのかもしれません。共生、とは思いたくはないですけれど、進化のために必要なものなのかも。
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