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世界で最後に生き残った象〈ビヒモス〉が逃げ出し、人々を襲った。由紀彦は、犠牲となった父の仇を討つため、象のいる場所へ向かう。その途中、一緒に連れて行ってくれという風変わりな美少女エマノンと出会う。彼女は、ビヒモスに五千万年前に助けられたと話しはじめて……。地球に生命が誕生して三十億年。総ての記憶を、母から娘へ、そしてその娘へと引き継いでいるエマノンの軌跡。鶴田謙二によるカラー口絵2ページ+イラストも収録。
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Posted by ブクログ
原始生命時代から人間に進化した今までの全ての記憶を持つ女性・エマノンの旅を描く短編集で、「おもいでエマノン」の続巻。世界のあちこちで出会った相手側の目線で、各編が進みます。人間の文明化の影響で悲鳴をあげている生物や地球そのものの悲鳴にエマノンが応えていく……という社会派的な色合いが強くなってきた気がしました。
それが特に顕著だったのが、最後に収録されている「いくたびザナハラード」。そんな人類は滅亡すべきなのかどうか、主人公は思い悩みます。新装巻になり追加された短編なのでしょうか、「おもいでエマノン」の書籍そのものや著者の梶尾氏本人も物語に登場するという、メタ的な展開であるのも面白かったです。
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