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東京育ちの少年・勇太は、父を事故で亡くし、母に連れられ東北の山あいにある湯ノ花村に移ってきた。村の子供たちになかなか馴染めず退屈な毎日を送っていたが、ひょんなことから不思議な座敷わらしたちと出会った。彼らとの交友のなかで、いつか勇太はたくましい少年へと成長していく――みちのくの風土と歴史への深い思いがユーモアに包まれ、詩的名文に結晶したメルヘン。
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Posted by ブクログ
ずっと気になっていた本で、ここのところ児童文学を読み始めたことを機に手にとった。東北に残る座敷わらしの言い伝えを生かし、主人公の少年が成長する話。妖怪のおどろおどろしい空気はなく、ユーモアあり、心打つ話あり。まさに小学高学年の子供たちに読んでほしい一冊。2018.6.8
もとはケース入りハードカバーの初版本を父が持っていて、小2の頃読んでその後何度も読み返した。今年の1月には劇団四季のミュージカルを観て、主役たちと握手もしてもらった。 座敷わらしとの友情、飢饉と間引きを繰り返した農村の歴史、都会っ子の少年が田舎に引っ越して成長してゆくさま、・・・人生の早い時期に出会...続きを読むえたことに感謝。
「人間、なんでも、気の持ちようだぜ。」と座敷わらしたちが読む者に語りかける。どんな者の中にも,自分が思っている以上の可能性と勇気があるのだと思う。それを私たち自身が引き出そうとせず、諦めモードで過ごしてはいないだろうか? そのようにも問いかけてくる。 「あなたの中に、可能性が眠っているよ。」って、背...続きを読む中を後押ししてくれる仲間が側にいるのだ。目に見えずともいるのだ…。 一歩踏み出す力をくれる一冊です。
劇団四季の舞台を見たのは小学生の頃だった。奇しくも本屋で手に取ったのは三浦哲郎氏の追悼記念フェアで、『ユタと不思議な仲間たち』の文字を見て、この作品は彼のだったのかと初めて知った。あの舞台を見て演劇をやりたいと思い、声楽を深めていきたいと思った私にとっては心に残る作品の一つである。 児童小説によくあ...続きを読むる不思議なものとの出会い、私は今でもこの類の児童小説が好きだ。しかし、一つ苦手なものがある。どの小説にも必ず別れがあるのだ。あれがどうも好きになれない。しかしながら、この『ユタと不思議な仲間たち』の別れはあっさりと後味が良いものになっている。物語りも小気味良く淡々と進んでいくのがとても印象が良い。 私もいつかは出会うと思っていた、まだ出会ってはいないが、いつかきっと出会うことを信じている。きっと出会えるはずであることを、この物語がまた思い出させてくれた。
のんびりした話と思いきや、いちいちディティールが妙な設定というか、座敷わらしの生い立ちやら生き方やら、なんだか一筋縄ではいかないわけですよ。これが子ども向けと思いきや、大人の方がじんわりくるんじゃないか。 しかし座敷わらしのおかげで一気にスターダムに成り上がるわ努力も欠かさないわで、やっぱそこらへん...続きを読むはチビッコ向けよのう。ちょっと甘いんちゃうかと穿った見方をするまでが大人よ。
東京育ちの少年・勇太は、父を事故で亡くし、母に連れられ東北の山あいにある湯ノ花村に移ってきた。村の子供たちになかなか馴染めず退屈な毎日を送っていたが、ひょんなことから不思議な座敷わらしたちと出会った。彼らとの交友のなかで、いつか勇太はたくましい少年へと成長していく――。 息子が保育園の卒園式で「...続きを読む友だちはいいもんだ」を歌うことになった。劇団四季の舞台で歌われていると聞き、いろいろ調べていたら、芥川賞作家の三浦哲郎さんの小説が原作なのだと知った。 座敷わらしが出てくる話だと息子から聞いていたので、ちょっとおどろおどろしい内容になるのかと思ったが、座敷わらしたちの悲しい過去も含めて重すぎない読後感。むしろ、潔さというか清々しさ(そして一抹の寂しさ)を感じた。息子がもう少し大きくなったら、読ませて感想を聞いてみたい。
父親を不慮の事故で失い、母とともに東北の田舎に引っ越してきたの勇太。村の子どもたちにはモヤシっこといじめられ友達もいなく、日々眠気と戦う日々だった。 母が働く旅館で薪わりを担当するおじいさんに座敷童の話を聞き、彼らに会うため旅館の離れで一人眠ることにした勇太。彼のもとに現れたのは? ユタと呼ばれ...続きを読むる少年と飢饉に追われ間引きの結果座敷童となってしまった子どものお話。 座敷童と暮らす中で体力をつけていく勇太の成長や、心の変化が良かった。座敷童たちもコミカルでかわいらしい。 最後の別れのシーンも潔く、お涙頂戴な書き方でなかったのもよかった。
父をなくした勇太が引っ越してきたさきで座敷わらしと出会う。勇太にもだんだん仲間ができ、成長していく。 C0193
ネタバレ かな? 少年の成長物語。日本の過去の飢餓によって亡くなった幼い命への愛しさ、哀しみ、鎮魂、供養を織り込んで描いている。作者三浦哲郎自身の、母親が産むか否かで迷った経験に基づいているそうだ。
東京から東北の村へ転向してきたユタ(勇太)は周囲になじめず他の子供たちからはモヤシと呼ばれていた。 そんなユタに旅館で働く寅吉じいさんは満月の晩に大黒柱のある部屋に一人で泊まると座敷わらしと出会えると話すのだった。 ユタが意を決してその部屋に泊まると・・・。 先日行ってきた金田一温泉を舞台にした三...続きを読む浦哲郎さんの児童文学。 そういえば、東北旅行してから甥っ子が少し逞しくなったみたいです。 オイラはオーブを写せただけで、ペドロみたいな座敷わらし達には出会えなかったけど、甥っ子たちは秘密にしているだけで座敷わらしに会って冒険してきたのかもしれないなぁ。
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三浦哲郎
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