拳銃と十五の短篇

拳銃と十五の短篇

1,023円 (税込)

5pt

4.8

うわべは優雅な村人であった亡父の形見の6連発拳銃。母の心臓に、雷に打たれたようにある6つの小さい深い穴。さりげない筆致と深く暖かな語りのうちに、生きることへの声援をおくる三浦哲郎の鮮やかな短篇連作の世界。野間文芸賞受賞。

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拳銃と十五の短篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一週間くらい前に読み終わりました。
    幸せと幸せの隙間に業を、その逆も、仕込むのうますぎ。緩急がよくとても読みやすいし読み応えもある。がいっぺんに読めない。ぐらい重い。貸してくれてありがとう。

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

    太宰治の後にこれを読み、何かがすんなり入ってきた感じがした。

    何と言うのか、うまく書けないけれど。

    私は普段戦争の本ばかり読んでいて、死にたくない人たちがその意に反し、巨大な力の下で踏みつぶされる様にして死んでいくものばかりに接していたが、この本の死は、ひたひたとくっついてきていて、ふとした瞬間

    0
    2014年06月22日

    Posted by ブクログ


    三浦哲郎はとても好きな作家の1人。
    正直特筆する様な文学表現も持たず、刺激のある物語を創る訳でもないが、どの作品も滲み出る様な喜びや哀しみがあり感情豊か。
    たまにゾッとする怖い話もあり飽きない短編集。

    0
    2023年08月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この短編集だいすき。おまけに解説までいい。

    家族のこととその周辺のことが主に描かれている。
    三浦哲郎を心から好きと言えるきっかけとなった小説かもしれない。擦り切れるほど読みたいな。借りた本だから買わねば買わねば。

    内容のことについてひとつも書いていなくても、後でこの感想を読めばこの作品とどう触れ

    0
    2021年06月30日

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