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Posted by ブクログ
凄い本だ…。
この本では、いわゆる境界知能の人たちとどう支え合い、生きていくのかということ以外にも大切なことが書かれていると感じました。
例えば、仕事などに忙しく時間に追われる人に対しての声かけ。私たちはそんな人たちを見ると「少し休んだら?」と声をかけてしまいます。しかし本書によると、『本当に休んでしまうと、更にその人が追い詰められる事態になる』というのです。そりゃそうだ、とも思いますが、いざそう言われるとグサリと胸に刺さります。昨今では"嫌なことからは逃げていい"という考えが一人歩きしているように感じます。しかし本当にその人の事を思うなら、そんな無責任なことは言えません。まずはその『忙しい』事態をどう乗り越えられる様にその人を支えるのか。極端から極端に行動しないように、あわいの中でどう生きていくのか。そういった事を考えさせられる本でした。お勧めです。
Posted by ブクログ
このシリーズは全て読んだけれど、3作目のこれが一番良かった。
今までと比べると、非行少年に限らずターゲットとする人物像がぐっと広がった気がして、そこがすごく良かった。誰しも多少なりともある「歪み」がひどくなった先に、「犯罪」があるんだぞ、というメッセージを感じた。「まさか自分が犯罪なんて」と思うかもしれないが、ここに挙げられた「歪み」は誰にでも身に覚えがあるもので、決して他人事ではないという自戒を大事にしようと思った。
特に「第3章 身近にある歪み」で挙げられた「いい人をやめよう」「みんなと同じでなくていい」「やられたらやり返せ」などの、世間でよく言われるような言葉を都合よく真に受けていいのか、という警告にはとても強い意思と信念を感じた。
Posted by ブクログ
■自己愛性パーソナリティ障害
誇大性(空想または行動における)、賛美されたい欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
①自分が重要であるという誇大な感覚(業績や才能を誇張する、十分な業績がないにも関わらず優れていると認められることを期待する)
②限りない成功、権力、再起、美しさ、或いは理想的な愛の空想に囚われている。
③自分が「特別」であり、独特であり、他の特別な又は地位の高い人達(又は団体)だけ理解しうる、又は関係があるべきだと信じている。
④過剰な賛美を求める。
⑤特権意識(特別有利な取り計らい、又は自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する。)
⑥対人関係で相手を不当に利用する(すなわち、自分自身の目的を達成するために他人を利用する)。
⑦共感の欠如(他人の気持ち及び欲求を認識しようとしない、又はそれに気づこうとしない。)
⑧しばしば他人に嫉妬する、又は他人が自分に嫉妬していると思いこむ。
⑨尊大で傲慢な行動、又は態度
■教わるより誰かに教える、世話をされるより誰かの世話をする、助けられるより誰かを助ける、といったように、人は誰かの役に立てることに大きな喜びや幸せを感じる。
Posted by ブクログ
「しあわせは、けっして目標ではないし、目標であってもならないし、さらには目標であることもできません。それは結果にすぎないのです」
近づきたくない人たちを、まとめて切り捨てて閉じた世界に生きていたい誘惑が凄まじいけど、
自分も歪んでる可能性はあるわけで、
謙虚に、素直でいないとな、と思う。
自分がおしゃれじゃない、という引け目があるから、
服買いに行って店員さんが、お似合いですよって言ってくれても素直に聞けない。売りつけようとしてるだけじゃないの?って勘繰ってしまう。
自分の歪みに思い当たる節がありすぎて辛い。
けしの実はどこの家にもない、とか、
自然は多様性を好むが社会はそうではない、とか、
今まで読んできたフレーズがいろいろ浮かんできた。
Posted by ブクログ
本作品は、非行少年の実例を通して「歪んだ幸せ」(怒りの歪み・嫉妬の歪み・自己愛の歪み・所有物の歪み・判断の歪み)というテーマを紹介している。そして、これは非行少年に限らず、私たちの日常生活にも起こり得るものであることを示し、歪んだ幸せから距離を置くにはどうすればよいかを、「相手へのアプローチ」と「自分へのアプローチ」の二つの視点から解説していた。 今回の作品を通じて強く感じたのは、著者の代表作である『ケーキの切れない非行少年たち』の内容は、実は私たち自身にも共通する部分があるのだという点である。特に紹介されていた五つの歪みについては、自分にも思い当たる節があり、少しぞっとさせられた。しかし同時に、「マイナスの経験を通して自分を見直せ」という著者の主張と照らし合わせ、本作品を自分の教訓としていきたいとも思った。 また、他者を理解することが、自分が幸せを求めるうえでも大きなメリットになるのだと改めて気づかされた。 これまでのシリーズは「非行少年を知ること」に重きが置かれていたが、本作ではそれを実生活にどう活かせばよいのか、という自己啓発的な要素が強調されており、その点が興味深かった。次回作にもぜひ期待したい。
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ビジネス・実用
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